【UFC FOX11】ヌルマゴメドフ強し、ドスアンジョスを寄せ付けず
<ライト級/5分3R>
カビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア/7位)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル/5位)
オクタゴン5連勝中同士の一戦。ワンツーを振るうヌルマゴメドフに対し、距離を取るドスアンジョス。サウスポーのドスアンジョスが左ハイを放つが、距離が合わない。プレッシャーを掛けるヌルマゴメドフ、ドスアンジョスも左ストレートから左ミドルを蹴り込む。組みついたヌルマゴメドフは、クリンチからドスアンジョスを持ち上げ後方にテイクダウン。ケージを背にして立ち上がったドスアンジョスだが、ケージに押し込まれる厳しい時間が続く。
ドスアンジョスは回り込んで距離を取り直すと、左ハイキック2発。ヌルマゴメドフは飛び込んで左フックから組みついてテイクダウンに成功する。ハーフを取り、立ち上がったドスアンジョスをケージに押し込んだヌルマゴメドフは、自ら距離を取る。ロングレンジのアッパーを見せて組みついたヌルマゴメドフ、ドスアンジョスは足を引抜いて距離を取る。残り40秒、ドスアンジョスの左ミドルを受けても構わずヌルマゴメドフが左右のフックを振るう。
ドスアンジョスも右から左と真っ直ぐ系のパンチで前に出て、右フック。ヌルマゴメドフも右フックを返し、跳び蹴りを見せたところで初回が終了した。2R、ドスアンジョスが右ジャブを伸ばし、ヌルマゴメドフが右ミドルを返す。ドスアンジョスが左ストレート、右ジャブで前に出ると、ヌルマゴメドフはフックを振るって即、組みついてテイクダウン。ドスアンジョスはギロチンをセットアップしていく。
頭を抜いてパンチを入れたヌルマゴメドフは、シングルフックからドスアンジョスを前方に崩そうとケージに押し込む。劣勢のドスアンジョス、立ち上がってもすぐに腰をコントロールされて倒されてしまう。残り90秒をトップコントロールし続けたヌルマゴメドフが、ドスアンジョスの腕十字狙いから豪快なパウンドを落とし、2Rも取った。
最終回、テイクダウンへの対応に追われ、自分のリズムで攻めることができないドスアンジョス。左ミドルから前に出るが、ヌルマゴメドフが荒いフックから右ハイを返す。ドスアンジョスが組んでケージに押し込もうとしても、ヌルマゴメドフはすぐに体を入れ替えてシングルレッグへ。足を引抜いたドスアンジョスは右ミドルから組みに行くが、払い腰で投げ捨てられる。
ドスアンジョスはクローズドガードを強いられ、苦し紛れの足関狙いも効果はない。腕十字を察知して起き上がったヌルマゴメドフは、すぐに組みつき直しバックを狙う。引き込んだドスアンジョスは、最後もパウンド受けながら試合終了を迎えた。判定は当然フルマークでヌルマゴメドフに。UFC6連勝のヌルマゴメドフ、通算戦績を22勝0敗とした。