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【UFC FOX11】チアゴ・アウベス、29カ月振りの勝ち名乗り

2014.04.20

<ウェルター級/5分3R>
チアゴ・アウベス(ブラジル)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
セス・バジンスキー(米国)

25カ月振りの復帰戦となるチアゴ・ピッチブル・アウベス。アウベスが前に出てローから右、左とフックを伸ばす。パジンスキーも飛び込んで右ストレートを放つなど、打撃の間合いで迎え撃つ。パジンスキーの右アッパーに左フックを振るうアウベス、強烈な右ローは健在だ。アウベスの左ハイがパジンスキーの頭部を掠める。パジンスキーも左右のローを返すが、アウベスの右フックを受けてケージに詰まる。左右のローを見せたアウベスが、左ミドルからヒザ蹴り、右ローを蹴り込み初回が終了した。

2R、右ローを入れて距離を取り直すアウベス。続く右ローにパジンスキーが組みつくも、テイクダウンできず距離を取り直す。右ロー2発から、左ミドル、右フックと軽快に攻めるアウベスは、右ローを初めてキャッチされそうになるが、スタンドに踏みとどまる。右足が脹脛から腿に掛けて、真っ赤になっているパジンスキー。しかし、残り2分で右ストレートをヒットさせると、アウベスの動きが落ちる。それでも右ローを受けると、体が崩れそうになるパジンスキーは、顔面も真っ赤に染めている。ローのダメージが蓄積してきたパジンスキーは、構えを変える場面も。アウベス優勢のまま、ま試合は最終ラウンドへ。

右ローで動きが止まりながら、パンチを繰り出すパジンスキーがついに崩れる。それでもパンチを間断なく繰り出し続けたパジンスキーだったが、アウベスがスイッチで耐えて距離を取る。パジンスキーは右ジャブからストレートを連続でヒットさせる。アウベスも左ミドルと目先を掛ける攻撃を見せ、連続してテイクダウン狙いを切っていく。

左から右ストレート、左ローを入れたアウベス、続く右ローは狙い過ぎたか空振りに。残り90秒、左右のローをパジンスキーの右足に蹴り込んだアウベスがパンチで前に出て、首相撲からヒザを突き上げる。どれだけ攻撃を受けても勝負を諦めないパジンスキー、ローの猛攻にも最後まで立ち続けたが、試合はフルマークでアウベスがモノにし2011年11月以来、2年5カ月振りの勝利を手にした。

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