【Black Combat04】元釣り師YouTuberのソル・ヨンホにイ・チョンスが最終回RNCで一本勝ち
【写真】しっかりとTD→トップキープとMMAを展開したイ・チョンス(C)MMAPLANET
12月31日(土・現地時間)に韓国はインチョンのパラダイスシティホテル内クラブ・クロマで開催された Black Combat04「The Era of New Kings」。
ブラックコンバットではLIVE配信を一切行わず、試合前から試合後までを編集した動画を大会後、数日を経て1日1試合というペースで公開している。4日(水)に同大会の第3試合=イ・チョンス✖ソル・ヨンホの動画がアップされたので、ここで試合レポートを掲載したい。
<ウェルター級/5分3R>
イ・チョンス(韓国)
Def.3R3分29秒 by RNC
ソル・ヨンホ(韓国)
ソル・ヨンホはRoad FCの最新番組であるファイトクラブの優勝者。さらに以前は釣りのYouTuberだったという人気者だ。ガードを固めるソル・ヨンホ、左手を伸ばして相手にケージを背負わせる。イ・チョンスは左ロー、左ジャブを繰り出すがソル・ヨンホは下がらない。スイッチしながらサークリングするイ・チョンスに対し、ソル・ヨンホは左フックを振るうが、打ち終わりに右を合わせられてしまう。
イ・チョンスはサークリングしながら左ローを当てる。ソル・ヨンホが組みつき、左腕を差し上げて相手をケージに押し込んだ。足を踏んで削るソル・ヨンホ、イ・チョンスは四つで組み左右に揺さぶるも、ソル・ヨンホが押し込み続ける。ソル・ヨンホがボディにパンチを打ち込むと、それだけで会場の観客は湧いている。
離れた両者、ソル・ヨンホがパンチを打ち込みながら組み付き相手を押し込む。しかしイ・チョンスが腕を差して体勢を入れ替えた。離れるソル・ヨンホ、イ・チョンスは相手を追い、ダブルレッグで押し込みテイクダウンに成功する。
ソル・ヨンホはガードからスクランブルへ。立ち上がったイ・チョンスが再びダブルレッグで背中を着かせる。下になったソル・ヨンホは、イ・チョンスの右足を取ってヒザ十字を狙ったが、ここは取り切れなかった。
2R、ともにガードを固めてパンチを繰り出すなか、イ・チャンスがシングルレッグでテイクダウンに成功する。立ち上がろうとするソル・ヨンホの左足を抑え、ボディロックでケージに押し込むイ・チョンス。左腕を差し上げ、さらにハイクロッチからテイクダウンを狙うも、ソル・ヨンホは倒れない。ソル・ヨンホは右腕を巻き付けてギロチンを仕掛けたが、ここは極まらず。
頭を抜いたイ・チョンスが、ハーフガードのソル・ヨンホにパウンドを連打する。起き上がったソル・ヨンホがシングルレッグでイ・チョンスをケージに押し込むも倒しきることはできず、イ・チョンスが立ち上がってワンツーを伸ばした。見合ってから右ストレートを繰り出すイ・チョンス。さらに左フックがソル・ヨンホの顔面をかすめる。
ラウンド終了間際、イ・チョンスがダブルレッグでソル・ヨンホに背中を着かせ、ケージ際でトップをキープする。ソル・ヨンホはここでもヒザ十字を狙ったが、足を抜いたイ・チョンスが左パウンドを連打した。
最終回、左右フックで飛び込んだソル・ヨンホ。イ・チョンスは打ち合いに応じる。笑いながら近づくソル・ヨンホをニータップで倒したイ・チョンスが、ハーフガードの相手にパウンドを放つ。
足を捌きながらパンチを撃ち込んだイ・チョンスが、亀になったソル・ヨンホのバックを狙うが、ソル・ヨンホが回転しながら逃れる。立ち上がって打撃戦を望むソル・ヨンホだが、疲労が見える。
ケージ際で組んだイ・チョンスが、シングルレッグでソル・ヨンホに背中を着かせた。フルガードのソル・ヨンホをケージに押し込み、トップをキープするイ・チョンス。相手の足を捌いてパスを狙うイ・チョンスだが、ソル・ヨンホのガードも固い。
しかし亀になったソル・ヨンホのバックを狙いながらパンチを打ち込むイ・チョンス。バックマウントを奪い、左腕を相手の首に巻き付けてRNCを極めた。
勝利したイ・チョンスは試合後に父親をケージに呼び込み、泣きながら抱き合った。イ・チョンスはこの試合前に負ければ兵役に行くという宣言をしていたが、まずはMMAを続けることができそうだ。