【LFA146】照明が落ちるアクシデントも、半暗闇ファイトを経て――ドゥグラスがサから判定勝ち
<ライト級/5分3R>
フィリッピ・ドゥグラス(ブラジル)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
ハンジェウ・ジ・サ(ブラジル)
ローの蹴り合いで尻餅をつかされたサが、すぐに立ち上がってフックを振るう。シングルで組んだドゥグラスは、サをケージに押し込みヒザをボディに突きあげる。首に手を巻いて投げたサだったが、踏ん張ったドゥグラスが上を取る――と、直後に会場内のライトが落ちてしまう。
真っ暗な館内、3分、4分と照明は戻らない。実況は「ライブショーでは何が起こるか分からない」と話すが、照明が落ちるのは当てはまらない。7分を経過し、一部のライティング――トランスで組まれた証明なしの状態で試合は再開される!!
サの腕十字狙いに、ドゥグラスはヒザを腰の辺りに続ける。持ち上げスラムを見せたドゥグラスだが、サは十字を続ける。エルボーが抜けない状態でもう1度スラムしたドゥグラスは、残り10秒で腕を抜いてパウンド。サが右腕を抱えて時間に。
2R、暗いケージのなかでスタンドの攻防は可能なのか。レフェリーは照明が戻るのを待つという判断をする。ここでも3分、4分――10分が過ぎてもライティングは普及しない。15分を経て、ようやく本来の明るさが戻ったケージ――試合が続行される。すぐに試合を応じる両者、サが左ミドルを2発蹴る。ドゥグラスがワンツー、右に右を当てる。サはダブルレッグからシングルも、自ら離れる。パンチの交換のなかで、ダブルから肩にサを担いで倒したドゥグラスが初回とは逆にトップを取る。
残り3分で完全に背中をマットにつかされたサは、蹴り上げも立ち上がることはできずクローズドを取る。ケージを背負ってバタフライガードにエルボーを連打したドゥグラスが、残り数秒で時間と判断したのか立ち上がった。
最終回、フックを連打するドゥグラスはサのダブルレッグを切り、上を取る。2Rと同じようなケージ際の位置関係でドゥグラスが左のパンチを続け、時折ヒジを打ち下ろす。このままトップを取り続けたドゥグラスは、ヒザ立ちで背中を譲ったサを後方から殴り、最後はスタンドでバックコントロール&パンチで締め――思わぬハプニングが起こった試合で快勝した。