【LFA146】タフファイト。接戦を制し、イナイルド・サントス破ったジアン・マツモトが12連勝
<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.29-28.29-28.29-28
イナイルド・サントス(ブラジル)
9勝1敗のサントスと、11勝0敗のマツモトの対戦。7月に対戦予定だったが、サントスが欠場し4カ月を経て実現した。地元のマツモトに大きな声援が送られるなか、試合がスタートする。鋭い左ローを蹴ったマツモトに対し、サントスが右を伸ばす。左腕を差してテイクダウンを狙ったサントスだが、ヒザをついたマツモトがすぐに立ち上がる。ケージを背負ったマツモトは肩パンチを入れるが、小外掛けでテイクダウンを許す。
右足を取って立たせないサントスはニンジャとギロチンのセットを潰すが、マツモトが下からエルボーを連打する。懸命に背中をつけず、ケージを使って立ち上がったマツモトは、そのまま倒されながらギロチンへ。サントスが頭を抜き、トップで残り90秒に。ハーフで潜ろうとしたマツモトは、殴られて断念も直後に立ち上がった。マツモトは前蹴りから左ハイ、かわしたサントスはボディを殴るが左フックを被弾しダブルレッグへ。切ったマツモトが右ミドルに続き右ハイを蹴り時間となった。
2R、マツモトが左ローからワンツー。下がったサントスにヒザを狙う。スイッチを織り交ぜ、右を伸ばすサントスだがテンカオ、右カーフに続き右を被弾する。スイッチして右エルボーを放ったマツモトに対し、サントスがボディフックを入れる。続いて左ミドルを蹴ったサントスは左フックを打たれ、ジャブの相打ちから後ろ回し蹴りをキャッチしてテイクダウンを決める。
スクランブルで背中を取ったサントスは、胸を合わされると離れて左ジャブを伸ばす。サントスは右カーフ、ワンツーボディを決めるが、マツモトが右を返す。左フックの相打ちから、ワンツーで前に出たマツモトがシングルレッグからテイクダウンへ。前転するように倒れたサントスの足関節を仕掛け、マツモトはカウンターのヒールからスイープで立ち上がる。左ハイを放ったマツモトは。カーフを蹴り合うと最後に跳びヒザを狙った。
最終回、パンチの交換からクリンチ合戦、距離を取り直した両者がカーフを蹴り合う。右をヒットさせたマツモトは、ローにワンツーを受ける。左ハイにダブルレッグを合わせたサントスがトップを奪取し、マツモトはパワーギロチンを外され背中を預けて立ち上がる。サントスは胸を合わされると、首相撲からのヒザに離れた。
残り2分、サントスが左ミドルを入れるが、2発目をキャッチされテイクダウンを許す。バックを取らないよう引き込んだサントスをハーフで抑えたマツモトは足関節を潰してパウンドを落とす。腰を引いて立ち上がったサントスに対し、ギロチン&ヒザを入れたマツモトはボディからフックを伸ばすサントスのダブルレッグをギロチンで受け止める。サントスは背中をマットにつけて防御、タイムアップとなった。
まさに一進一退の攻防は、ジャッジ3者とも29‐28でマツモトを支持。日系3世ファイターは12戦負け知らずに。