【LFA146】1年空位のフェザー級王座を賭けた準決勝、BOX=チコト×BJJ=モスキチーニョが激突
【写真】試合映像ではチコトのリーチの長さが目立つようにも感じられたが、モスキチーニョの方がフィジカル的にありそうだ (C)MMAPLANET
4日(金・現地時間)、ブラジルはサンパウロ州カジャマルのジナージオ・ド・ポウビーリョでLFA146「Barbosa vs Santos」が開催される。
前王者ブルーノ・ソウザがUFCと契約した際に返上したLFAフェザー級王座決定トーナメント準決勝戦=マーシオ・チコト・ドスサントス×ガブリエル・モスキチーニョ・サントスがメインの今大会は2023年のLFAにとって3度目のブラジル大会となる。
昨年10月にUFCと契約したソウザは、すでにリリースされており現在はカラテ・コンバットで活躍中。1年以上も空位になっていた王座の主が、4人制トーナメントで決まるわけだがもう一つの枠は9月30日大会で、ジョゼ・デラノがジャイール・ジェスイノをヒザ蹴りで下しファイナル進出を決めている。
デラノとの対戦に駒を進めるのはキャリア13勝1敗のチコトか、それとも8勝0敗のモスキチーニョか。前者は接近戦からやや遠めの距離で、ガンガンとボクシング&カーフキックを仕掛けるストライカー。オーソで左ボディフックを効かせて右ストレートというコンビ、その右で釣っておいて左フックをテンプルに打ち込むなど、打ち合いのなかでも強味を発揮する。
加えて近距離ではヒザ、嫌がった相手をギロチンで仕留めることもあるが、モスキチーニョとしてはやはりボクシングに気をつけたい。
そのモスキチーニョも打撃は使うが、ワイドスタンスで右の蹴りこそミドルやカーフと伸びるが、パンチの腕前は明らかにチコトに劣る。ただし、組みではモスキチーニョが上といえる。
テイクダウンからパスを仕掛けてバック奪取&コントロールに強く、ガードになっても蹴り上げを多用したVTガードを使う。チコトはリーチを利したパウンドも巧みかつパワフルなので、余り下にはなりたくないがモスキチーニョだが、スタンドの圧で組みから引き込むこともあるだろう。
スタンドとトップでチコトという見方はできるが、モスキチーニョはバックを取る速さとそのコントロール力は侮ることはできない。乱戦になると集中力が欠ける試合が過去にあったチコトは、攻勢のなかでも気を抜くことは決して許されないトーナメント準決勝となる。
■視聴方法(予定)
11月5日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass
■LFA146対戦カード
<LFAフェザー級王座決定トーナメント準決勝/5分3R>
マーシオ・チコト・ドスサントス(ブラジル)
ガブリエル・モスキチーニョ・サントス(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
フィリッピ・ドゥグラス(ブラジル)
ハンジェウ・ジ・サ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
イナイルド・サントス(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
カルロス・プラチス(ブラジル)
モアシール・ホシャ(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
フィリッピ・ドスサントス(ブラジル)
ウゴ・パイヴァ(ブラジル)
<女子フライ級/5分3R>
ラウナ・サントス(ブラジル)
ヴァレスカ・ソウザ(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
ダニール・アドレアニ(ブラジル)
ヤン・テイシェイラ(ブラジル)
<女子ストロー級/5分3R>
ジャナイナ・シウバ(ブラジル)
ナイヤラ・エミリ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
エジナルド・ジュニオール(ブラジル)
マルコ・ジニョーリ(ブラジル)
<220ポンド契約/5分3R>
レヴィ・ホドリゲス(ブラジル)
レオナルド・ジェヌイノ(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
マニュエル・ホビソン・ミノト(ブラジル)
アラン・オリヴェイラ(ブラジル)
<女子ストロー級/5分3R>
ガブリエラ・フジモト(ブラジル)
ガブリエリ・カンペーロ(ブラジル)