【FORCE16】攻めて攻められ、攻め抜いた高岡宏気が地元で復帰戦のニシダ☆ショーから判定勝ち
<フライ級/5分2R>
高岡宏気(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
ニシダ☆ショー(日本)
右ローを入れた──3年9カ月振りの修斗公式戦出場となるニシダに対し、高岡は右オーバーハンドを見せる。組んだニシダに右を当てた高岡が切ってバックに回る。そのままボディロックで持ち上げ、スラムし背中に乗り両足をフック。ワンフックになり、前方に落ちそうになった高岡はスクランブルでギロチンをセットされ、背中をマットにつけざるを得なくなり下になる。ニシダのマウント狙いに対し、高岡はロールしてトップに戻ると、勢いよくパンチを落とす、一瞬の三角絞めも立ち上がってスラムで逃れた高岡だが、ハーフからレッスルアップのニシダがリバーサルを決めて初回が終わった。
最終回、すぐに距離を詰めたニシダがシングルレッグ、ボディロックからテイクダウンを狙う。ヒザをついて耐えた高岡がケージに詰めて、ヒザをボディに続ける。首相撲でヒザを続けた高岡は、シングルを切ってがぶると足を払いつつバックへ。許さず胸を合わせて立ち上がったニシダは、一瞬のジャンピングガ―ドから着地してシングルも高岡が潰してバックへ。ニシダが胸を合わせ、離れた高岡がジャブ、アッパーを入れて右フックを打ち込む。粗いフックで距離を詰めるニシダが、首に手を巻いて投げを打とうとしたが、耐えた高岡がバックを制する。
残り1分、前方への崩しを耐えたニシダだが、高岡が持ち上げてスラムを決める。抑えることなくスタンドを選択した高岡は、テイクダウンを切って左をヒットさせる。最後はケージに下がったニシダと足を止めての無酸素の殴り合いで締めた高岡が、ジャッジ3者が20-18とスコアが揃い判定勝ちを手にした。
NEXUS、スクランブル&階級上の修斗公式戦、東京での経験をしっかりと地元のケージのなかで白星という形で結果に残した高岡は「まだまだ不細工な試合なんで、もっと格好良いところを見せられるよう頑張ります」とマイクで話した。