【UFC279】ヘビー級でも体重超過のクリス・バーネットが大逆転勝利で一人サマーソルトドロップ
<267.5ポンド契約/5分3R>
クリス・バーネット(米国)
Def.2R2分24秒by TKO
ジェイク・コリアー(米国)
ヘビー級ながら計量失敗のバーネットに対し、前蹴りからワンツーでコリアーが前に出る。これを迎え打つバーネットだが、左を浴びて後方に倒れる。すぐに立ち上がると、両者が足を止めての左右のフック、オーバーハンドの殴り合いに。場内、大盛り上がりのなかコリアーは首相撲からヒザを繰り出して、試合は一旦落ち着く。左目尻が潰れ、流血も見られるバーネットが二段蹴りを見せる。
ワンツー、右オーバーハンドで前に出て組んだコリアーはヒジを見せて離れる。直後にバーネットがワンツーをヒット。コリアーが打ち合いに応じると、離れる。またもワンツーを入れたコリアーが、ローを混ぜて攻勢をキープする。バーネットはスピニングバックキクから左フックを当てたが、直後にクリンチから小外でテイクダウンを取られると、バックマウントでパンチを集中される。
背中を伸ばされ、上を向いたところでアゴの上からのRNCにサムアップで応えたバーネットはスクランブルに持ち込み、試合はスタンドに戻る。スピニング系の動きを察知して間合いを外したバーネットだが、左を被弾して初回を終えた。
インターバル中にドクターチェックを受けたバーネットだが、試合は続行される。そのバーネットがワンツーをクリーンヒット。さらに右オーバーハンドで前に出て、コリアーに組ませず左右のフックを続ける。疲れた感のあるコリアーに対し、バーネット・チャントの後押しに勢いづくと、テイクダウン狙いをスプロールして逆にバックに。引き込んだコリアーからマウントを取ったバーネットは、ここから初回と逆の展開でマウント、さらにバックマウントでパンチを続ける。さらにバーネットは半身のコリアーにパンチを連打し、背中を見せようとコリアーをコントロールして上を向かせてパンチを打ち込むと、ついにレフェリーが試合を止めた。
その直後に、一人サマーソルトドロップで勝利を祝ったバーネットは、「世界最高のプロ―モション、UFCでジェイクとやりあったんだ。神に感謝している。ここが全て、俺のワールドなんだ。ここがないと、何もない。皆、立ち上がれ!! ジェイクとオクタゴンをシェアできて最高だった。このショーがないと、俺は何もないんだ」と興奮しまくりで話した。