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【DEEP IMPACT TOKYO2022#05】伊澤家の慣わし。村元友太郎戦へ、風我「腹を立てることってない」

【写真】伊澤家らしい雰囲気で──とお願いすると、ダブルのピースサイン!! (C)MMAPLANET

明日11日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT 2022#05で、フライ級GP1回戦=後半4試合(※1試合は不戦勝)が実施され村元友太郎と風我がメインで戦う。

杉山廣平、その村元の事前インタビューでは、「強い相手を選ぶ」対象が福田龍彌で、安パイが風我という見方がされていた。その両者への憤りが、闘志を沸き立たせているのでないかと計量後に風我にインタビューを試みた。すると、あれだけ軽視されたインタビューに目を通しても腹を立てることはなく、試合前日とは思えないフワァっとした空気に風我は纏われていていた。


──MMAPLANETで杉山選手、そして村元選手のインタビューを掲載させていただいているのですが、改めて風我選手には失礼極まりない内容になっており合わせる顔がないと思っていました。それなのにインタビューを受けていただきありがとうございます。

「インタビューは読ませてもらったのですが、僕はああいうことを言われていても何かを思うことってないんです」

──えっ? そうなのですか?

「お姉ちゃんもそうだと思うんですけど、煽らることへの耐性が強いんです──伊澤家って。『あぁ、そう思っているんだ』ぐらいで。サーと流してしまって、そういうことに腹を立てることってないんです」

──両者がもう風我選手には勝って当然という口調でも、腹が立たないのですね。

「腹は立たないです。不思議なくらい。こんなんだから闘争心がないと指摘されることも結構あります。『燃えている感じがない。もっと燃えないのか』って言われますね。ただ腹は立たなくても、負けないという気持ちはありますし。ああいう風に言っているけど、本当にできるのかなって思っています」

──MMAはどうしても、戦績を判断理由にします。そうなると風我選手はデビューから1年2カ月で戦績は4勝3敗、トーナメント出場メンバーの前評判としてはどうしても低くなってしまいます。

「それは分かります。自分の戦績は良くないです。でも、3度負けてからやっと火がついた形です。それからK-Clannでお姉ちゃんと練習するようになって以来、負け無しできていますから。全体を見たら負けが多いです。3敗してしまっているので。でも、自分のことを知ってくれている人からすると、今の自分が上り調子なことは分かっています。

今回の試合も村元選手がRIZINで活躍してきたから、メインになったと思います。でも自分の実力もメインに相応すると思っています」

──DEEPのバンタム級は若い選手にエゲツナイ潰し合いをさせます。

「今年に入ってからの3試合は、全ての試合で『ここで勝てばトーナメントだよ』って言われてきたんです(笑)」

──結果、風我選手に負けた選手も出場していますね(苦笑)。

「そこなんですよ(笑)。3連勝したぞ、負けずにトーナメントに出られるぞって思っていたら『アレ? この前、俺に負けたヤツも出ているぞ』って(笑)」

──それは藤田大和選手や柴田モンキー有哉選手が出場しなかったので。その両者が出ていれば、残ったのは風我選手だけだったかと。

「そうですね、そういうことですよね。この日のために今年はやってきたからこそ、このチャンスを手にすることができました。前3試合を勝ったことで、自分に自信がつきました。僕自身、村元選手を塩漬けするって言っているので、そういう風に戦うと思われているはずですが、打撃でも負ける気はしません。

僕はジムで牛久選手やCORO選手たち、色々な選手とやりあっているので。打撃に関しても村元選手は全然怖くないです。自分のなかではジムで練習している人達の方が強いと思ってます。だから打撃でも寝技でも、完全に圧倒できると思っています」

──試合後には、もう誰にもあんな風なことを言わせないようにしたいですか。

「そうですね。ここでバシンと決めて勝って、マイクで叫びたいですね(笑)」

──風我選手に話を伺うのは初めてですが、伊澤選手は何度かインタビューさせていただいたことがあって。あのホンワカした雰囲気はお姉さんだけでなく、風雅選手も持っているモノなのですね。それが伊澤家の慣わしなのを知らなかったので、風雅選手がインタビューで「お姉ちゃん」を連呼するのを見てきて、何を言っているんだいい年した男が──と思っていました(笑)。

「アハハハ。それで伊澤家は成り立っているんです。本当に周囲から見ると闘争心がなさそうな姉弟で。それでこそ伊澤家なんです。試合以外ではホンワカしています。お姉ちゃんは試合直前までホンワカしていて、自分は堅くなることもあるんですけど。それでも、試合が始める少し前までこんな感じですね(笑)」

──ところでトーナメントの醍醐味は番狂わせと下剋上です。

「ハイ。その気持ちはあります。下馬評とか皆の予想では村元選手の方が上だと思います。でも、そこを試合でひっくり返せば、日本のトップクラスに食い込んでいける。このチャンスはモノにするしかないし、モノにできるんじゃないかという自信が今凄くあるので明日は楽しみにしてください」

■視聴方法(予定)
9月11日(日)
午後5時10分~SPWN PPV
午後5時10分~ニコニコ生放送

■ DEEP Tokyo Impact2022#05計量結果

<フライ級GP1回戦/5分3R>
村元友太郎:57.1キロ
風我:57.05キロ

<フライ級GP1回戦/5分3R>
福田龍彌:57.15キロ
杉山廣平:56.9キロ

<フライ級GP1回戦/5分3R>
島袋チカラ:57.05キロ
宇田悠斗:56.85キロ

<フライ級GP1回戦/5分3R>
駒杵嵩大:──キロ
松場貴志:57.1キロ

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI:66.1キロ
西谷大成:66.3キロ

<フェザー級/5分2R>
鬼山班猫:66.05キロ
狩野優:65.8キロ

<ウェルター級/5分2R>
佐藤洋一郎:77.45キロ
嶋田伊吹:77.15キロ

<ウェルター級/5分2R>
米田奈央:77.4キロ
レバナ・エゼキエル:76.5キロ

<フェザー級/5分2R>
佐藤勇駿:65.15キロ
木下尚祐:66.3キロ

<ライト級/5分2R>
THE☆ナマハゲ:70.6キロ
泉武志:70.6キロ

<60.5キロ契約/5分2R>
力也:60.45キロ
三好マヒロ:60.15キロ

<フェザー級/5分2R>
星野豊:65.9キロ
梶本保希:65.65キロ

<ストロー級/5分2R>
多湖リキト:52.7キロ
佑勢乃花:52.25キロ

<ライト級/5分2R>
倉本大悟:70.65キロ
岩倉優輝:70.4キロ

<バンタム級/5分2R>
コマネチ竜太:61.15キロ
朝比奈龍希:61.35キロ

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