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【UFN209】額をつけての長接近&打撃戦は、小外でTDを5度決めたウッドがジョーダンを3-0で下す

<フェザー級/5分3R>
ナサニエル・ウッド(英国)
Def.3-0:30-27.30-28.29-28
シャルル・ジョーダン(カナダ)

フェザー級転向2戦目のウッドが、フェザー級戦線で4勝4敗1分ながら名勝負製造機のジョーダンと対戦。サウスポーのジョーダンに対し、すぐにスイッチしたウッドが左を受ける。右ローから左フックを放ち、近い距離で打撃を交換したウッドは、ジョーダンのダーティボクシングにも小外でテイクダウンを決める。クローズドのジョーダンは頭を抱えていくが、ギロチンはセットできない。

ウッドはボディロックでスクランブルに持ち込ませず、ケージ際に移動したところでバックに回る。立ち上がったジョーダンが胸を合わせたところで、離れたウッドはヒザ蹴りからハイキック、左ストレートと矢継ぎ早に攻撃を受ける。左ミドルに右を合わせたウッド、足がもつれ距離を取り直しジョーダンは、一瞬のボディロックのフェイクから右を被弾する。それでも左ジャブ、スイッチして左ストレートを当てるジョーダンが右リードフックも左フックを被弾し、ここもケージ際に下がる。細かいパンチを額をつけるような位置で打ち合った両者、ここもジョーダンが下がりウッドのラウンドに。

2R、まず右ローを蹴ったウッドが、ジョーダンの前進をバックステップでかわしてから、近い距離で打撃戦に応じる。自らの左ミドルでバランスを崩して尻もちをついたジョーダン、ウッドはトップを取るがすぐに試合はスタンドに。左前蹴りに対し、軸足払いのようなローから左右のパンチを振るうウッドに対し、ジョーダンはボディを連打する。首相撲を仕掛けながら、逆に崩されて背中をマットにつかされたジョーダンは、背中越しに取られた右腕を切り、クローズドで固めてブレイクを待つ。

レフェリーがそこに反応し、試合がスタンドに戻るとウッドの右フックに対し、ジョーダンが接近戦でボディを連打する。離れて右ボディを入れたウッド、ジョーダンはショートのワンツーを顔面に入れる。それでも頭をつけた打撃戦は、気がづけばジョーダンが間合いを取り直す。さらに続く超接近戦で互いに崩しを見せ、最後はヒジを打ち合ってラウンド終了を迎えた。

最終回、互いに構えを変え遠い位置から中間距離、そして接近戦へ。ダーティーボクシングでボディを入れるジョーダン、ウッドはエルボーを打って離れる。頭を抱えて小外で崩したウッドがバックへ。前転してガードを取ったジョーダンがスイッチから立ち上がって胸を合わせる。ウッドはヒジを入れ、離れたジョーダンとの距離を詰めてボディ、そして足払いでジョーダンを転がせる。

寝技に固執はしないウッドと、ジョーダンの組み&打撃という試合は、ウッドが崩してポイントを加算していくなか、額をつけてのパンチ、ボディの応酬が見られジョーダンがスピニングバックフィストを狙う。かわしたウッドがワンツーをフックを決め、右をヒットさせる。さらにボディを入れたウッドに対し、ジョーダンは飛びヒザを繰り出す。最後の最後にウッドはボディロック&小外を決め、タイムアップに。

3-0で判定勝ちを決めたウッドは「2年間の負傷での休養から新しい階級で戦うようになり、凄くフィットしている。足払い? ダブルレッグやスラムと比較するとちょっと嫌らしい攻撃かもしれないけど、テイクダウンはテイクダウンだろう?」と肩をすくめた。


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