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【OFC14】マレーシアのムエタイ戦士がTDでスプリット判定勝ち

2014.03.14

Merican

【写真】まだまだMMAとしては、初心者レベルの両者。東南アジア枠でどこまで成長できるか(C)ONE FC

<フライ級/5分3R>
サイフル・メリカン(マレーシア)
Def.2-1
キム・ディマ(カンボジア)

クン・クメールのチャンピオンもなかなかMMAに対応できないディマと、ご当地ムエタイファイターのメリカンが対戦。ガードが高くアップライトのディマに対し、メリカンが右前蹴りを見せる。メリカンのハイキックに大きな歓声が起こるが、蹴りは届かない。距離を詰めていくサウスポーのディマが左フックをカウンターでヒットさせる。メリカンはローを空振りし、逆に左ローを受ける。ディマは左ストレートを打ち込むも、相変わらずクアラルンプールのファンはメリカンの空振りの蹴りに大きなリアクションを示す。

ローの蹴り合いを見せた両者、組みは頭にないような戦いの中、ディマが左の縦ヒジを決める。残り1分を切り、メリカンが右フックをヒットする。メリカンの右ストレート、ディマの左ヒザが交錯する。右ハイからフックに出たメリカン、オーソに構えたディマがヒジを繰り出したところで初回が終了した。

2R、低い姿勢でメリカンがテイクダウンを狙うも、ディマが距離を取る。スタンドに戻ったメリカンにディマが左ローを蹴りこむ。オーソから右ローを入れるディマ。メリカンも右ローを返すが、右ハイキックを受けそうになる。直後にダブルレッグを決めたメリカン、クローズドガードのディマは、立ち上がる素振りすら見せない。メリカンもインサイドガードで動きがないという展開になり、時折りディマがガードからエルボーを繰り出す。ブレイク後、シングルレッグを鉄槌を受けながら決めたメリカンがマウントを奪取する。左エルボーを落すメリカン。ディマはまるで寝技に対応できていない。しがみつくディマにエルボーを落すメリカンが、マウントをキープして2Rが終わった。

最終回、メリカンの右ローを受けたディマは寝技で疲弊したが、動きが少ない。ディマはダブルを切ってニーを頭部に入れる。起き上がり際にエルボーを入れたメリカンだが、ヒザで大きく額をカットしている。ドクターチェック後、シングルを失敗したメリカンがガードを取る。ディマはローを蹴り込むも、レフェリーがメリカンを立たせる。残り2分で、メリカンがようやくテイクダウンを決める。ディマはリバーサルでマウントを取るが、すぐにメリカンもブリッジへ。一瞬、バックを取りかかたディマだが、前方に落されガードを強いられる。一度は三角削狙ったディマが上体を起こすも、ケージを利して立つことはできない。メリカンもトップから何もないまま試合はタイムアップに。結果、スプリットでメリカンが勝利した。

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