【Pancrase328】十字とキムラを凌いだ亀井からRNCでタップを奪った透暉鷹が暫定フェザー級KOPに
【写真】セコンド日沖発の誕生日に透暉鷹がベルトを獲得した(C)MMAPLANET
<フェザー級暫定王座決定戦/5分5R>
透暉鷹(日本)
Def.3R3分55秒 by RNC
亀井晨佑(日本)
亀井が左ジャブを伸ばす。透暉鷹は右ロー、亀井が左ハイを見せた。プレッシャーをかける透暉鷹、亀井はケージを背負いながら右を返す。透暉鷹のローをキャッチした亀井は、グラウンドに持ち込むことなくスタンドで戦う。透暉鷹は強い右ローを打ち込む。亀井の右と左ミドルハイをかわした透暉鷹がプレッシャーをかける。相手にケージを背負わせて、右スピニングバックフィストを当てた。
下がる亀井を追いかける透暉鷹。さらに跳びヒザで下がらせ、ダブルレッグで尻もちを着かせた。さらに背中を着かせた透暉鷹が、亀井のフックガードを潰して抑え込む。パスを狙う透暉鷹が、まず一本足を越えた。ハーフガードの亀井を抑え込み、パスするやいなや亀井も立ち上がって透暉鷹をケージに押し込んでいく。ラウンド終了間際には亀井が首相撲で振りながら左ヒジを見せた。ジャッジは3者とも10-9で透暉鷹につけている。
2R、ケージ中央で左の蹴りを散らす亀井。この蹴りが透暉鷹の下腹部を捕え、試合は一時中断される。再開後、亀井の右ストレートをバックステップでかわす透暉鷹。亀井はパンチと蹴りで攻め立てるが、少し距離を取った透暉鷹が1Rと同じく跳びヒザで距離を詰め、下がるか亀井を追う。ケージ際で組んだ両者。亀井が右腕を差し上げて足で削っていくも、差し返した透暉鷹が反対方向へドライブ。さらにダブルレッグに切り替えてテイクダウンを奪った。
すぐさまサイドへ移行した透暉鷹は、亀井の右腕を取ってアメリカーナを狙う。これは亀井がすぐに外した。ケージ際で運ぶ透暉鷹がボディへヒザ蹴りを突き刺した。亀井はケージキックを狙うも、体勢を入れ替えることはできず。ここで透暉鷹が再び亀井の右腕を抱え、キムラを狙う。相手のクラッチを引きはがし、亀井の肩を絞っていくが、亀井もラウンド終了まで耐えた。このラウンドはジャッジ2者が透暉鷹に10-8、1名が10-9をつけた。
3R、パンチを繰り出したところでバランスを崩した亀井。透暉鷹はスクランブルに持ち込もうとした亀井をガブり、バックを奪う。四の字ロックで固め、さらに相手の左足も制する透暉鷹。左腕を抱えられたまま、右腕を亀井の首に巻き付けていく。亀井も透暉鷹のバックグラブを解いて反転しようと試みる。しかし透暉鷹はバックをキープ。再びる両腕でRNCを狙っていく。
左のパンチで削る透暉鷹、残り10秒で亀井の左腕を取り腕十字を仕掛けたが、これも亀井は耐えた。ジャッジはこのラウンドも2者が10-8、1人が10-9をつけている。
4R、亀井がパンチを振って前に出て来た。しかし透暉鷹が亀井の右をかわして、ダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。しっかりと相手の背中を着け、ハーフガードの亀井を抑え込む。透暉鷹がサイドポジションから亀井の左腕を取って横三角で挟みながら、クラッチを解こうと試みる。
しかし透暉鷹もバックを奪い返す。そのままバックマウントへ移行した透暉鷹。相手の体を伸ばし、右腕を首に回してRNCで亀井からタップを奪った。
暫定ながらフェザー級KOPのベルトを巻いた透暉鷹は、「まだ暫定で、ISAO選手が上にいるので、これからも上を目指して頑張ります」と語った。