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【UFN206】攻撃を散らしたメディッチが、モラレスの前進に左を合わせて──しっかり倒し切る

<ライト級/5分3R>
ウロス・メディッチ(セルビア)
Def.2R3分05秒by TKO
オマル・モラレス(ベネズエラ)

サウスポーのメディッチが右前蹴りから左を伸ばす。モラレスは右を返し、左ハイをさばいてワンツーで前に出る。メディッチは左でも前蹴りを狙い、モラレスも右ハイ、左サイドキックを繰り出す。メディッチの左ストレートにモラレスは左フックを合わせに行くが、当たりは浅い。

続くメディッチの左に対し、モラレスがカウンターで右オーバーハンドを入れる。右フック、ミギミドルハイと素早い打撃を見せたモラレスは右ジャブを被弾する。直後にワンツーで前進し右ロー、そして右ボディを打っていく。メディッチは再び右ジャブをヒットさせ、ミドルの蹴り合いからワンツーもモラレスがウィービングでかわす。残り40秒、モラレスのローが急所に入るが、メディッチは試合を続け右ジャブ。モラレスが左右のボディフックから勢いをつけて前に出たところ、メディッチの を受け姿勢を崩し時間となった。

2R、ジャブと前蹴りのメディッチ、モラレスは右フック、右ローを蹴る。左ローからスーパーマンパンチを放ったメディッチは、モラレスの右を右に回ってかわしローを蹴る。互いにジャブを伸ばすも、届くのはリーチで優り、自らの距離で戦うメディッチだ。モラレスはワンツーからローのコンビを見せ、メディッチが左ボディストレート、前蹴り、ローと左の攻撃から右内回し蹴りを繰り出す。

ヒットはないがレンジを支配し手数で上回るメディッチが、モラレスの左にカウンターの左ストレートでダウンを奪う。立ち上がって拳を振るうモラレスに、メディッチは再び左を当てる。さらに左フックを打ち抜き、右のフォローでモラレスが2度目のダウン──勝負が決した。

攻撃を散らし、モラレスの前に出させカウンターの一撃、「最初の敗北を経験しての試合だったのでナーバスだった。素晴らしいチームが僕にはあって、準備はできていた。拳にラップをしたら相手を倒すために戦う。彼は大きなパンチで近づいてくることは分かっていた。その前進に左フックを3発入れ、2度倒せた。ここで戦う機会を与えてくれたUFCに感謝している」とメディッチは話した。


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