【Strikeforce】アリスターが防衛成功、ヒョードルを挑発も
■第5試合 ストライクフォース世界ヘビー級選手権試合/5分5R
[王者]アリスター・オーフレイム(オランダ)
Def.1R3分40秒/TKO
[挑戦者]ブレット・ロジャース(米国)
【写真】ロジャースをいなすように、あっさりとマットに寝かせることに成功したアリスター。横綱相撲で王座防衛に成功した (C) Strikeforce
ケージ中央からプレッシャーをかけるアリスター、前に出てパンチを振るうとロジャースが組みついていく。距離を取り、パンチから右ローを蹴り込むアリスターは、ロジャースが前に出てきてもステップバックでかわしていく。
再び突進してきたロジャースを翻すようにテイクダウンに成功したアリスターは、サイドから鉄槌を落としていく。ロジャースをケージに押し込み、ボティにエルボーを落とすが、この攻撃が垂直だったとレフェリーから注意を受ける。
直後にガードからシングルを仕掛けたロジャースをギロチンで迎え撃ちつつ、首を引き抜くところにパウンドを放つアリスター。勢いをつけたパウンドを振り落とすと、ロジャースは背中を向けて顔面を守るのみ。そのまま背中に馬乗りになったアリスターのパウンドの勢いがいよいよ増すと、ここでレフェリーが試合をストップした。
全く危なげなく220秒TKO勝ちをしたアリスターは「試合をフィニッシュしたことで、力を証明できたと思う」と試合を振り返った。続けて「ブレットを尊敬している。彼は今日、私と戦った」と語ると、世界王者はエメリヤーエンコ・ヒョードルを挑発してコメントを締めた。