【UFC ESPN36】グラントが2Rに失速も、最終回にカーフキックを効かせてパウンドでスモルカを仕留める
<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ(米国)
Def.3R0分49秒 by TKO
デイヴィ・グラント(英国)
サウスポーのグランドが右ロー、スモルカがプレッシャーをかけながら組み付く、離れたグラントはオーソドックスにスイッチして、右ローでスモルカのバランスを崩させる。右ローからパンチに繋げるグランドは、徹底してスモルカにローを当てていく。スモルカが距離を詰めると、右ボディから左フックを顔面へ。組みついてきたスモルカを首相撲から離して、ボディからフックに繋げていく。
右ロー、左右フックのパターンがクリーンヒットするグラントに対し、スモルカはガードを固めて距離を詰める。しかしグラントがパンチでスモルカをグラつかせた。グラントの右フックをインから食らって動きが止まったスモルカ、二ータップを仕掛けるもグラントを捕まえることができない。ガードを固めて前に出るグラントに、左右ボディフックを当てるグラント。右ロングアッパーから、左右のロングフックを当てる。スモルカはグラントの左ストレートを受けてダウン。パウンドを狙うグラントの足を取りにいくも、グラントは立ち上がった。
2R開始早々、ニータップで組みついたスモルカ。しかしグラントをケージ際に追い詰めることはできず。離れたグラントがパンチと前蹴りでペースを握る。パンチをもらいながら前に出るスモルカを、グラントは首相撲に捉えてヒザを打ってから離れる。時おりスモルカのパンチもグラントの顔面を捉える。グラントはボディから顔面へのフックのコンビネーションを見せるが、スモルカのパンチもヒット数が高くなっている。スモルカは左の縦ヒジを見せるも、グラントがバックステップでかわす。
ケージ中央での打ち合いで、右ミドルを繰り出すスモルカ。グラントはスイッチしながらボディ、顔面へのフックを伸ばす。しかしグラントのハンドスピードが落ちた。スモルカは距離が近くなるとダーティボクシングへ。グラントは離れて左右フックを繰り出すが、眉間から流血が見られる。スモルカが左の縦ヒジから、右ヒジをクリーンヒット。グラントのバックスピンキックを受け止めたスモルカがグラウンドに持ち込み、グラントの左腕へ腕十字を狙う。凌いだグラントが立ち上がり、スモルカを振り落としてスタンド戦へ。ラウンド終了までグラントが手を出し続けた。
最終回、はグラントの蹴りからスタート。カーフキックを受けながらスモルカが前に出ると、グラントは左右フックを当てていく。インから左ジャブを突いたグラントは、右カーフキック。完全に効いたスモルカはダブルレッグで組みつくも、スプロールしたグラントがパウンドを浴びせ、レフェリーストップを呼び込んだ。