【UFC ESPN36】ヒーバスにTDを許すも、チューケイギアンが左ジャブでコントロールしてスプリット勝利
<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29.
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)
サウスポーのヒーバスが前に出る。チューケイギアンは下がりながら、右ストレートと右ハイ。さらに左ジャブで相手の前進を止める。右ストレートから左ハイを見せたチューケイギアンに組みついたヒーバスが、首投げでテイクダウンを奪った。袈裟固めで抑え込みつつ、サイドに移行したヒーバス。右のパンチと右ヒジを落とし、足をかけてくるチューケイギアンを抑え込み続ける。
チューケイギアンはエビを打って足を差し込み、バックを狙うもヒーバスはディフェンス。チューケイギアンはハーフガードへ。右腕を差し上げて、一度相手の左側に頭をあげながら、逆方向からスイープに成功した。立ち上がったヒーバスは右バックスピンキックを繰り出す。チューケイギアンは左ジャブを突いて、さらに前蹴りを放つ。ヒーバスも手を休めない。足を使うチューケイギアンのワンツーをバックステップでかわしたヒーバス、しかしパンチ勝負ではチューケイギアンのジャブとショートのストレートが当たった。
2R、チューケイギアンの右インローにパンチを合わせるヒーバス。チューケイギアンは左ジャブを突いて、ヒーバスのシングルレッグをかわす。声を出しながら打撃を繰り出すチューケイギアン、右の打ち下ろしでヒーバスをグラつかせた。さらに左ジャブを突いて、右ストレートを当てるチューケイギアン。ヒーバスが体勢を低くしたところで左ハイも当てた。ヒーバスはチューケイギアンのワンツーをかわして組み付き、ケージ際で首投げからグラウンドに持ち込んだ。
1Rと同様に袈裟固めからサイドに移行しようとしたヒーバスに対し、チューケイギアンは足を上げていく。離れたヒーバスは、チューケイギアンの足を捌きながらパスしてサイドを奪った。チューケイギアンも足を利かせて、下からエルボーを打ち込む。さらにラバーガードの形を作りながら、ヒーバスがパウンドを打つと立ち上がり、ケージ際から離れた。ケージ中央でヒーバスのボディに狙いを定めたチューケイギアン、ガードが下がったヒーバスの顔面にもパンチが当たるように。残り10秒でチューケイギアンがバックを狙っていった。
最終回、前蹴りを放つヒーバスの顔面に、左ジャブを突いたチューケイギアン。ヒーバスのローでバランスを崩したが、すぐに立ち上がり左ジャブを突き続ける。右バックスピンキックを相手のボディに決めてから組みつくヒーバスだが、チューケイギアンもすぐに離れる。スイッチして右ジャブを見せるチューケイギアンは、オーソドックスからの左ジャブが当たる。ヒーバスは顔の前で手を動かしフェイントをかけるが、チューケイギアンの左ストレートがヒーバスのボディに突き刺さる。
ヒーバスはテイクダウンと見せながら右ロー。しかしチューケイギアンがジャブで自分の距離を保ち続ける。ヒーバスは前蹴りや関節蹴り、ローを繰り出す。チューケイギアンの右ストレートをかわしたヒーバスがダブルレッグを仕掛けるも、チューケイギアンが押し込まれたケージ際から離れた。打ち合いに持ち込むヒーバス。残り10秒でチューケイギアンがボディロックで組みつき、相手の前進を止めたあと、自分の距離で打ち合って試合を終えた。
裁定はヒーバスのテイクダウンが評価されたか、スプリットで割れたものの、チューケイギアンが勝利。ランキング1位のチューケイギアンは、王座再挑戦をアピールした。