【NEXUS27】背負いで投げられ、足関節狙いも十河にパウンドを受けた横山が、トーホールドで一本勝ち
【写真】プロMMA二勝目を挙げた横山、下で強さと上手さを見せた(C)MMAPLANET
<フェザー級/5分2R+ExR>
横山武司(日本)
Def.1R3分39秒by トーホールド
十河卓児(日本)
サウスポー同士、横山は左ロー、そしてミドルを蹴るがバランスが悪く十河の右を被弾しそうになり頭を下げて離れる。直後にヒザをつくような低さでシングルレッグに出た横山が、立ち上がってボディロックへ。右手で小手を巻いた十河が豪快な背負い投げを決める。
一瞬サイドを取った横山が足を戻して、ハイガードへ。左ヒザを突き出し、ヒジもはって三角を防ぐ十河は、ケージに押し込むようにして横山のお尻を上げて三角をセットさせないようにする。それでも横山はハイガードで何度か足を組み替え、三角絞めを狙っていく。
やがて胸を張った十河が立ち上がると、スペースができたことで横山が潜りながら足関節のエントリーする。取られた左ヒザを畳んだ十河が、顔面にパウンドを落とす。
横山はそれでも十河を前方に送り出し、アウトサイドアシとクローバーリーフを合わせたようなクロスヒールを十河は手を掴んで阻止しようとする。
後方に倒され、尻もちをつかさせると足が伸びて極められる危険性があるなかで、左手をマットにつき、ケージを背負って耐える十河に対し、横山は左足を絡みつき、腹ばいになりつつ右足にトーホールドを仕掛ける。
苦悶の表情を浮かべた十河は苦悶を浮かべてタップ──立ち上がることができずに、担架でケージを下りた。「ゴールデンウィーク、練習と減量で遊ばなかったので地元の友達、祝勝会頼みます」と横山は勝利者インタビューで話し、11月後楽園ホール大会出場をアピールした。