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【Bellator279】大流血のブレンコウが攻め込むも届かず、サイボーグがフルマーク(減点あり)で王座防衛

<Bellaotr世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
クリス・サイボーグ(ブラジル)
Def.3-0:49-45.49-45.49-45.
アーリーン・ブレンコウ(豪州)

ブレンコウが距離を詰めると、サイボーグは左ロー。ブレンコウは左ジャブを突くが、サイボーグの右クロスで動きが止まる。パンチの交錯で相手を下がらせるサイボーグ、左フックと左ボディストレートでブレンコウを中に入らせない。ブレンコウが距離を詰めると、自分から左右フックを振るって相手を下がらせる。ケージ中央で組んだサイボーグはボディロックでブレンコウをケージに押し込む。右腕を差し上げ、首相撲からヒザをボディに差し込んでいく。ブレンコウが体勢を入れ替えるも、離れてパンチを打ち込む。

離れたブレンコウに対して左ハイでグラつかせたサイボーグ、ケージ際で右ストレートのカウンターでダウンを奪い、トップへ。ブレンコウのバックに回り、パンチを叩き込む。しかしグラウンド状態でブレンコウの顔面に左ヒザを入れてしまい、試合は一時中断に。サイボーグに減点1となり再開後、ブレンコウの右フックをかわして組み付いたサイボーグが、ボディロックからテイクダウンを奪い肩固めへ。これをブレンコウが凌ぐとサイボーグが離れてスタンド勝負へ。右フックでブレンコウをフラつかせると、さらに左ハイを当ててから組みつき、ブレンコウをケージに押し込んでいった。

2R、ブレンコウが左インローをヒット。しかしサイボーグがパンチを振るい、右ローを当てる。ブレンコウは下がらずパンチを振るう。サイボーグはブレンコウの前足で左右ローを連打。ブレンコウが中に入ってくると、右ストレートを打ち下ろす。左ジャブで距離を保つサイボーグ、ブレンコウは右ハイをブロックした。サイボーグの右耳から出血が見られる。サイボーグは右ハイから左ジャブ。ブレンコウの右フックをかわしたサイボーグがニータップで組みつき、ブレンコウをケージに押し込んだ。

右腕を差し上げたサイボーグは、再び首相撲に持ち込んでヒザとヒジを突き刺していく。頭を抜いたブレンコウが離れるも、左目尻から出血している。残り1分、サイボーグのパンチに対してフックを打ち返すブレンコウ。サイボーグは左ジャブを突く。最後はブレンコウにサイボーグが右ショートのカウンターを当てた。

3R、ブレンコウが前に出る。ガードを固めたサイボーグが左ハイから右ローを効かせる。サイボーグの右ハイをブロックしたブレンコウが距離を詰めていくが、サイボーグも前蹴りで距離を保つ。ブレンコウは右ローをヒット、しかし距離を詰めようとするとサイボーグの前蹴りが待っている。右ストレートが交錯したあと、ブレンコウの左フックをもらったサイボーグがマットに手を着いた。

立ち上がったサイボーグは左ジャブを突く。ブレンコウの左目尻の出血が激しくなるなか、サイボーグは左ローと右ショートを当てる。サイボーグのローに左フックを合わせるブレンコウ。サイボーグは大きな右フックを打ち込み、バランスを崩させた。ローと前蹴りで自分の距離をキープするサイボーグが組みつくも、すぐに離れてブレンコウの傷口めがけて右を振るっていった。

4R、会場を煽ったブレンコウに対し、サイボーグは左ジャブと右ロー、右前蹴りを打つ。ブレンコウも右ストレートをヒット、サイボーグの打ち終わりにパンチを狙い、サイボーグがバランスを崩した。さらにブレンコウの右がヒットしてサイボーグが尻もちを着いた。効いていないとアピールするサイボーグは、組みついてバックに投げてブレンコウをグラウンドに引きづりこんだ。

サイドから抑え込むサイボーグ、ケージからブレンコウを離してパンチを落とす。ブレンコウはエビを打つも返すことはできず。左足でブレンコウの右腕を抑えたサイボーグは、鉄槌を落とす。腕を抜いて起き上がるブレンコウ、サイボーグはブレンコウの左腕を抑えるも立ち上がらせてしまう。大流血のブレンコウに対し、左ジャブを突くサイボーグに対し、残り10秒でブレンコウも打ち返した。

最終回、ブレンコウが前に出る。ローを放ちながら下がるサイボーグに対し、ブレンコウも左ジャブと右ストレートを伸ばす。サイボーグは左ハイ、ブレンコウとの距離が詰まるとワンツーで突き放した。続けてサイボーグの右ストレートがブレンコウの顔面を捉える。ブレンコウのパンチをブロックしたサイボーグは、距離を取ってから右バックスピンキックを見せた。対するブレンコウも右バックスピンキックを返す。

前蹴りで距離を取り続けるサイボーグが、左フックを当てた。よろめくブレンコウ、しかし前進し続ける。ワンツーをもらったブレンコウは、ケージ中央での打ち合いを要求。しかしサイボーグは左ジャブを主体に距離を保ち続け、時おり右ストレートを当てながら試合終了のゴングを聞いた。

裁定はサイボーグの減点を除けばフルマークの内容で、王者が4度目の王座防衛に成功した。


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