【Bellator279】ダウンを喫したギブソンJrが、えげつないパウンド攻撃でダンから大差の判定勝ち
<ライト級/5分3R>
ランス・ギブソンJr(カナダ)
Def.3-0:30-25.20-25.30-26.
ネイノア・ダン(米国)
ジャブを伸ばすダンが、左ロー。ギブソンJrは左ハイを見せる。間合いの測り合いで、ギブソンJrが左ミドルからパンチのコンビへ。ダンも応じでパンチを返す。距離を取り直すと、ダンの長い距離のパンチにギブソンJrが踏み込むが、右を受けてダウン。右の追撃を受け足に来ているところで、ヒザの突き刺される。
たまらず組んだギブソンJrは、ボディロックも内股で体を浮かされる。これを耐えたギブソンJrはワキを差しあげてテイクダウンを決めると、ハーフで強烈な勢いのパンチを落とす。さらにギブソンJrはパスを決めサイドで抑えつつ、ヒザで頭を固定してパンチ、エルボーと父親譲りのえげつない攻撃を続ける。ハーフに戻したダンは、エルボーとパンチを続けられ下からエルボーを返す。ギブソンJrは再びパスを決め、クルスフィックス、ハーフ、フルガードとどのような状態でパンチとヒジを打ちつけ、形成を逆転した。
2R、ダンの右ミドルをキャッチしてダブルに移行したギブソンJrがテイクダウンに成功する。サイドからマウントを取られたダンがハーフに戻す。ギブソンJrはパンチ、エルボーを落とし肩固め狙いからマウントへ。左右のパンチを落とし、ダンの動きに合わせて拘りなくハーフになっても、パンチ、鉄槌を続ける。必死にフルガードに戻したダンは、左右のエルボーを打たれスクランブルに持ち込めない。
残り半分、じっくりと足を抜きにかかったギブソンJrはサイドを取るとエルボーを入れ、肩パンチからマウントを取り直す。殴られながらハーフに取ったダンがついにスクランブルで立ち上がるが、ギロチンに捕えられ引き込む。枕で圧を掛け、ラウンド終了までギブソンJrが削り続けた。
最終回、インターバル中に笑みを浮かべていたダンのキレたような神経も凄まじい。ドクターチェックを受けて最後の5分に向かったダンは、すぐにダブルレッグでテイクダウンを許す。パス&クルスフィックスのギブソンJrが、肩固めをセットしてマウントへ。ロールして逃れた段だが、即クルスフィックスに捕らえられる。ギブソンはまたもマウントを取り直し、パンチとエルボーを打ってバックからRNCを仕掛ける。
ダンはここで胸を合わせてトップへ。スクランブルで逆にバックに回るが、ギブソンJrがスクランブルでシングルレッグ。ダンは切り切れず、トップを取り切るとサイドで抑える。諦めないダンが潜ろうとするが、これを潰したギブソンは残り70秒でマウントに。すぐにハーフに戻したダンが上体を起こすが、すぐに背中をつかされ左のパンチを被弾。最後もパス&サイドで殴ったギブソンJrが、ダメージを受けた後の処理の上手さと、パウンドのえげつなさを見せつけ大差の判定勝ちを手にした。