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【UFC ESPN73】ノーガード戦法のグリーン、急遽参戦のランス・ギブソンJrにスプリット判定で勝利

<160ポンド契約/5分3R>
キング・グリーン(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
ランス・ギブソンJr(カナダ)

サウスポー&ノーガードで前に出ていくグリーン。ギブソンJrは距離を取りつつ、スイッチしながら強烈な左ローを蹴る。グリーンはギブソンJrのローに左ストレートや右フックを返すが、ギブソンJrは距離を取って左ハイを蹴る。グリーンはボディへのパンチやサイドキックを見せるが、ギブソンJrはぺ―スを乱されることなく左の前蹴りとハイキック。グリーンは左ストレートを伸ばし、そこから右ボディへ。

ギブソンJrは変わらずガードを上げてサークリングする。グリーンはボディへの右の前蹴り、関節蹴り、ミドルキックと蹴りを増やす。ギブソンJrが前に出ると右フックを合わせ、そこから左フックまで返す。ギブソンJrも首相撲に持ち込んでヒジを振るが当たらない。グリーンはテイクダウンのフェイントも見せて左ボディストレートにつなげる。

手数が減ったギブソンJrだが、オーソドックスに構えて飛び込むような右ストレートを放ち、スピングバックエルボーも狙う。ギブソンJrが首相撲に持ち込もうとするがグリーンが突き放し、ギブソンJrのパンチを空振りさせた。

2R、グリーンが関節蹴りからワンツー、左ストレート、右の前蹴りを飛ばす。ギブソンJrが左ミドルを蹴ると、そこにグリーンが左フックを合わせる。バランスを崩したギブソンJrだがすぐに立ち上がり、ガードを上げて左ローやミドルを蹴る。グリーンはこれをかわしてストレートを顔とボディに打ち分ける。続くグリーンの右の前蹴りがローブローとなり、試合は一時中断となる。再開後、互いに左ハイを蹴り合い、ギブソンJrがグリーンをケージに押し込んでテイクダウンを奪う。

サイドポジションを取ったギブソンJrに対し、グリーンもすぐに亀になって立ち上がる。ギブソンJrはグリーンをケージに押し込んでヒザ蹴りを入れ、グリーンも後方のギブソンJrにヒジを入れ、ギブソンJrの両腕のクラッチを切って正対。最終的にグリーンが離れて試合は打撃戦に戻る。グリーンは右フックと前蹴り、ギブソンJrはガードを上げて左ミドルを蹴る。グリーンはサークリングするギブソンJrも右フックを打ち、右の三日月蹴りを狙う。残り10秒、グリーンが左ストレートで飛び込んで右フックまで返す。

3R、グリーンがジャブと右の関節蹴り、三日月蹴り、インローと手数を増やす。ギブソンJrはジャブのフェイントから左ミドルを蹴るが、グリーンにバックステップしてかわされる。ギブソンJrも大きくサークリングしてグリーンの攻撃を空振りさせるが反撃に転じることが出来ない。ギブソンJrが左ハイを蹴ると、グリーンはガードして自分の右手を振って効いていないとアピールする。

この状況が続く中、ギブソンJrがダブルレッグでテイクダウンを奪うが、下になったグリーンはすぐにギブソンJrの体を蹴り離して立ち上がる。試合がスタンドに戻るとグリーンが左ボディストレートから右フック、ギブソンJrも右フックを打ち返す。グリーンはノーガードで前に出続け右フックと右の前蹴り、ワンツー。グリーンがギブソンJrの左ミドルをすくってギブソンJrをこかすと、そのままグラウンドで上になる。

上四方に回ったグリーンは上体を起こしてパンチと鉄槌を落とし、ギブソンJrが亀になったところで試合終了となった。判定は2-1と割れてグリーンが勝利。グリーンが持ち前のノーガード戦法で大会4日前に急遽参戦が決まったギブソンJrから判定勝利を収めた。


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