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【UFN204】ヴァリエフに競り勝ったジャック・ショア。デビューからの連勝を16に伸ばす

<バンタム級/5分3R>
ジャック・ショア(英国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
チムール・ヴァリエフ(ロシア)

左に回るヴァリエフに組みついたショアが、直ぐに離れる。サウスポーからオーソに構えを変えたヴァリエフが右を当てる。ショアは左ハイを狙い、ステップインに左を合わせようとする。さらにヴァリエフの前進にヒザを入れたショアだが、ローに右を被弾する。ローを蹴り込むヴァリエフが、蹴り足をキャッチしてニータップへ。ケージに押し込まれたショアの急所にヴァリエフのヒザが当たり試合が中断する。

ローを蹴り合う両者、ヴァリエフの蹴りの方が力があるか。ショアは右ローをキャッチされ倒されるが、即レッスルアップからヴァリエフをケージに押し込む。左を差し返したヴァリエフが回って離れると、近い距離で拳をが行き交う。当てて回るかと思えば、真正面でコンビを繰り出すヴァリエフが手数で上回った初回だった。

2R、初回とは逆にローにテイクダウンを合わせたショアがトップを取る。足をきかせ、ショアの体を浮かせたヴァリエフがスクランブル、離れた直後にダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う、クローズドを割って足を抜きに掛かるヴァリエフに対し、ショアはBJペンばりの柔軟な股関節を駆使しフックガード、ここからケージを使って立ち上がる。ヴァリエフはローも右を被弾、さらにショアが右をヒットさせる。

ヴァリエフのパンチの振り際に素早くジャブを伸ばすショアは、再びクリンチでケージ際へ。両ワキを差したショアが前方にヴァリエフを崩す。すぐにケージを使って立ち上がったヴァリエフが首を固めると、小外刈りを返してトップを取る。ショアもすぐにスクランブルに持ち込み、シングルで押し込んだところで時間に。

最終回、ヴァリエフがワンツー、ローにもワンツーを入れてローを蹴っていく。と、ショアの左を被弾したヴァリエフがダウン。ヒザ立ちのヴァリエフにアッパーを入れたショアはバックを制して後方から殴る。必死に胸を合わせたヴァリエフはオクタゴン中を取り、クリンチからエルボーを入れる。ショアは左ジャブを当て、ハイキックをキャッチしてシングルレッグへ。

ヴァリエフはギロチンで捉えると、反転しつつ力を入れる。マットに手をついて上体を起こそうとしたショアが頭を抜き、トップを取る。バタフライガードにも足を抜いたショアに対し、ヴァリエフがスクランブルに持ち込む。即、蹴りをキャッチしてシングルでケージにヴァリエフを押し込んだショアは、離れる頭からぶつかり注意を受ける。

残り80秒、飛び込んで左ストレートをヴァリエフが当てる。ショアはワンツー、ローをキャッチされるが足を抜くと、左フックで2度目のダウンを奪う。さらに右フック、左フックを合わせたショアは、スピングバックフィストのタイミングで組みつきテイクダウンを奪う。ヴァリエフは腕十字を仕掛けるが、最後はエルボーを落とされてタイムアップを迎えた。結果、3-0で判定勝ちを収めたショアはデビュー以来の連勝を16に伸ばした。


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