【PFL CS2022#04】クーパーJr、クルスフィックス&パウンドで秒殺逃し――ラムソンから厳しい判定勝ち
<フェザー級/5分3R>
エドウィン・クーパーJr(米国)
Def.3-0:29-27.29-28.29-28
トロイ・ラムソン(米国)
試合開始直後にテイクダウンを決めたクーパーJrが、そのまま勢いをつけて殴る。ラムソンが背中をマットにつけると、クーパーJrはサイドからクルスフィック・ポジションを取って左を連打する。レフェリーが試合を止めるかと思いきや、様子見でクーパーJrの動きを落とす。するとラムソンが手を抜き、背中を預けて立ち上がる。クーパーJrはもう一度前方に崩し後方から殴り、ケージを背負って胸を合わせたラムソンの左腕を取り、背中をつかせる。
即パスから再びクルスフィックスのクーパーJrは、この姿勢で枕で圧力をかける。自然、左腕が自由になったラムソンが足を戻し、クローズドガードを取る。蹴り上げからスクランブルもクーパーJrがバックに回り、下になったラムソンからマウントを奪取して殴る。ラムソンが背中を向けて亀になると、足はフックせず殴ったクーパーJrは最後もトップからパンチを落とし10-8でおかしくない初回を終えた。
2R、開始直後にダブルレッグを決めたクーパーJrだが立ち上がったラムソンが蹴りを入れる。すぐに組み付くクーパーJrだが、疲れたか勢いがなくラムソンが切ってパンチのコンビで決める。それでもクリンチからシングルで倒したクーパーJrが、即パスを決めてサイドへ。Zハーフから足を戻すラムソンは、背中を預けて立ち上がり、続くテイクダウン狙いに前転もクーパーJrが背中についていく。
胸を合わせ、もはや引き込みのように簡単にテイクダウンを取られたラムソンは、ここも背中を見せてスクランブル。立ち上がってもクーパーJrが崩し、右のパンチを入れる。前転したラムソンは、反対向きのマウント状態から正対したクーパーJrにバックを許し、鉄槌を連打される。前を向き、右腕を差してもスプロールのクーパーJrに殴られるラムソンは、絞めは許さないようアゴをひき、最後は下になってこの回も失った。
最終回、右ストレートからダブルレッグを決めたクーパーJrが、スクランブルでバックに回る。ラムソンが胸を合わせて、すぐにダブルで上を取るクーパーJrだが、続くスクランブルでラムソンがニンジャチョークへ。極めるには至らなかったが、離れてまわるようなったクーパーJrにジャブからワンツーで圧力をかける。左を返したクーパーJrだが、まっすぐ下がりテイクダウン狙いもなくなる。
このままで判定勝ちは確実のクーパーJrだが、試合の特性を考えるとフィニッシュが欲しい。ジャブで前に出るエクソン、下がるクーパーJrとうい展開でラウンドは進む。エクソンがワンツーを入れるが、KOには至らない。完全に流したクーパーJrが、最後の10秒を切ってダブルレッグでラムソンを倒し――試合は終わった。