【ONE128】テイクダウン&コントロールに屈し、オンラ・ンサンがビクダシュにリベンジ許す
【写真】テイクダウンをされ続けたオンラ。このところ、組みへの対応力が落ちている(C)ONE
<95キロ契約/5分3R>
ヴィタリー・ビクダシュ(ロシア)
Def.3-0
オンラ・ンサン(ミャンマー)
左ロー、右フックを振るうンサンに対し、ビクダシュは首相撲からヒザを狙いダブルレッグへ移行する。ケージを背負って防いだンサンだが、離れた直後にダブルレッグを仕掛けたビクダシュに倒されてしまう。背中を譲りつつ立ち上がったンサンが、胸を合わせて右エルボーを打つ。間合いを取り直したビグダシュは、ここもダブルレッグへ。切られると首相撲&ヒザを放つ。ンサンも右ミドルを蹴り、ボディショットからケージにビクダシュを詰めてダーティボクシング、そしてヒザを突き上げる。
ンサンは左右のフックを打ちこむと、レフェリーがブレイクを命じる。その前にンサンの指はビクダシュの左目に当たったようだ。再開後、ジャブ、右ローのビクダシュは首相撲でヒザを入れ、ダブルレッグでテイクダウンを決める。背中を取られたンサン、デリダー戦の悪夢がよみがえる中、ビクダシュのパンチが後頭部に入り、2度目の中断が入った。リスタート後、試合はスタンドで再開されビクダシュが右を当てる。シングルは切ったンサンだったが、ダブルレッグ&小外ででテイクダウンを許し、バックに回られて初回を終えた。
2R、左ミドルを蹴り、右を振るったンサン、至近距離の打撃戦で指が目に入ったとビクダシュがアピールする。初回と同じようにテイクダウン狙いのビグダシュだが、ンサンもスプロール。倒されても蹴り上げからスタンドへ戻る。ビクダシュは左リードフックを当て、ボディショットにもヒザを突き上げるとダックアンダー、バックに回り込み両足をフックする。四の字でフックされ、後ろから左のパンチで殴られンサンは厳しい時間が続く。ンサンは両手で手首を掴み、胸を合わせに行くがビグダシュが許さず、バックを制したままこの回も終わった。
最終回、ンサンが右アッパーを当て、ビクダシュは40秒を経過したところでダブルレッグでテイクダウンを決める。スクランブルでスタンドに戻っても、即倒されるンサンがマウントを取られても、シザースで逃れる──が、立ち上がることはできず、バタフライガードも背中がマットにつけた状態が続く。ンサンが右腕を差して、レッスルアップを狙う。頭を抱えて潰したビグダシュは、Zハーフガードにも左右のパンチを打ち、ンサンの下からのエルボーを上回る攻撃を見せた。
結果、ビクダシュが3-0で判定勝ちした。