【ONE128】ユーリ・シモエス、2Rにバッググラブで支配も3Rに引き込みザイナロフにスプリット判定負け
【写真】決定的な打撃で追い込まるという印象もなく、バックグラブの支配と腕十字で腕を伸ばすまで攻めたが、判定負けのシモエス。グラップラーとしては、厳しい(C)ONE
<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
ダニヤル・ザイナロフ(ロシア)
Def.2-1
ユーリ・シモエス(ブラジル)
開始直後シングルレッグでテイクダウンを奪ったシモエス、ザイナロフに立たせずサイドで抑えていく。頭を抱えて立ち上がったザイナロフが、ギロチンへ。引き込んだシモエスがクローズドを取る。ケージに押し込まれたシモエスは、左のパンチを受けながら足をすくっていく。上腕を教えつけてスペースを創ったザイナロフのパンチが続く。
やがて正面を向いたシモエスは、再び腰を切って腕十字へ。左腕を抜いたザイナロフは続く、腕十字も防ぐが、シモエスは50/50から内ヒールへ。ここで時間となった。
2R、スイッチをするザイナロフに対し、シモエスは間合いを外して右に回るが既に肩で息をしている。互いにハイを見せ、シモエスがダブルレッグへ。ケージにザイナロフを押し込み、ウィザーのザイナロフがテイクダウンを許さない。
それでもバックに回ると同時に、前方にザイナロフを崩したシモエスが両足をフックする。RNCの機会を伺うシモエスが、四の字フックからパンチを入れ、残り40秒で腕十字も試みる。ザイナロフは手首を掴んでラウンド終了まで守り切った。
最終回、ザイナロフが左ハイから右ローを蹴る。間合いを取るシモエスはローで前足を蹴られる。ザイナロフが右ミドルを繰り出すが、ローにシングルレッグを合わされる。そのまま引き込んだシモエスは、ハーフガードを取る。クローズドを選択したシモエスは、このままバックマウントで勝ち切れるという判断か。
前方に送られ、腕が伸びそうになったザイナロフは肩を抜いて正座状態に。三角絞めも防いだザイナロフは最後までトップにいたが、フィニッシュに近づくパンチはなく時間に。結果、シモエスは1-2で敗れた。