この星の格闘技を追いかける

【LFA124】計量失敗のフォルミーガが、見事なバック奪取からRNCでブニスを絞め落とす

【写真】この形に入ってから、何よりそれ以前の流れの強さは健在だった(C)LFA

<139ポンド契約/5分3R>
ジョズエ・フォルミーガ(ブラジル)
Def.2R1分53秒by RNC
フィリッピ・ブニス(ブラジル)

額をつけ、タッチグローブなしでスタートを迎えた両者。まずブニスが左ジャブを伸ばす。ローを蹴ったフォルミーガが、スピニングバックフィストを見せる。遠い距離の両者、ブニスが前蹴りをアゴに届かせる。踏み込んで左から右フックを当てたフォルミーガは、ブニスのハイキック後に左フックを振るう。左フックを引き続き入れるフォルミーガが、ブニスの右をかわし、ここでも左フックを打っていく。

中盤、手数が少なく様子見のなかでブニスが右前蹴りをボディに入れ、右フックから組みつく。ムエタイ流ケンケンガードから離れたフォルミーガは、ボディを打たれる。直後にダブルレッグ→ボディロックでテイクダウンを決めたフォルミーガが、スクランブルでバックに回りスタンドで背中に飛び乗り、ワンフックの態勢に。ブニスが前方に落とし、フォルミーガが右足を両足で抱えてバナナスプリットを仕掛ける。

ヒザをついて座ったブニスが、立ち上がり再び前方にフォルミーガを落としに掛かる。着地したフォルミーガの腰をコントロールし、カカトを取ったブニスが上を取る。フォルミーガも直ちに立ち上がり、左ミドルに軸足払い気味の右ローを決めて時間に。

2R、ブニスが右前蹴りからジャブ、フォルミーガはローから後ろ回し蹴りを狙う。続くブニスの後ろ回し蹴りのお返しにバックに回ったフォルミーガが、前方にブニスを崩しに掛かる。前転して逃げようとしたブニスだが、このままバックを許し両足のフックを許す。

フォルミーガはRNCをセットアップする。ファルミーガはワンフックに移行し、懸命に耐えるブニスが落ちて勝負は決した。

計量失敗で一本勝ち──「1年半、試合がなかった。凄く嬉しい。対戦相手は良いファイターだ。尊敬している。でも、これが僕の仕事だ。戻ってきたんだ。BJJをずってやってきた。バックを取れば、サブミットだ」と話したフォルミーガ。今後はフライ級かバンタム級か──堀内佑馬か田中路教、どちらの前に立ち塞がるのか。嫌なファイターがLFAにやってきた。


PR
PR

関連記事

Movie