【FPG03】これは何? クレイグ・ジョーンズはニーシールドのみで、パス狙いのブレイディに下る……
<200ポンド契約/8分1R>
ショーン・ブレイディ(米国)
Def. Decision
クレイグ・ジョーンズ(豪州)
UFCファイターによる組み技の祭典で、しっかりとコメインを務めるクレイグが座って、ジリジリと前に出る。左右に回り、体に触れて離れるブレイディが胸を合わせてワキ差しパスを果敢に狙う。クレイグはZハーフガードからクローズドを取る。ハイガード、ストレートアームバーを軽く仕掛けるクレイグは、ガードを開けブレイディが立ち上がる。
もう一度、ワキを差してきたブレイディは、ニーシールドから足関節へのエントリーのないクレイグの腕関節をしのぎ、トップを維持する。果敢にパスを仕掛けるブレイディに対し、クレイグはZハーフも相手に合わせたようなファイトに徹する。
残り3分でブレイディが立ち上がり、ヒザをついてパス狙い。クレイグのニーシールドが続く。ヒールではなく、足関節禁止の特に特別ルールなのかと勘繰りたくなる試合は、下のクレイグのZハーフが続く。ニーシールドからZハーフに対し、ブレイディは足を抜けず。クレイグのストレートアームバーも極まらず時間に。
結果は上攻めのブレイディが判定勝ち――「なぜだ?」というポーズを見せたクレイグは「ヒール禁止のルール変更云々でなく、何も起こらなったといこと」とマイクで話したが、グラップリング界からすれば、なんてことをしてくれるんだという試合内容――そして結果になってしまった。