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【Shooto2021#08】右カーフを打ち続ける田上からTD&バックを奪ったバタフライがスプリットで勝利

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
田上こゆる(日本)

サークリングするのは田上。ガードを高く上げて前に出るバタフライに対し、左ロー、左ミドルを放つ。田上選手の右カーフをかわしたバタフライ。田上はケージを背負いながら左ローを当てる。両者はローを出し合いうなか、バタフライの左フックに対して田上がインから右フックを当てる。ケージ中央でフェイントをかける両者。バタフライがプレッシャーをかけて、田上はケージを背負う。しかし田上がバタフライのパンチに合わせて、右カーフを当てる。

再びケージを背負いながらサークリングし、右カーフを繰り出す田上だが、残り1分30秒でバタフライがダブルレッグで田上に尻もちを着かせた。ケージを背にして上半身を起こしている田上に対し、両足を畳んで抑え込むバタフライ。残り30秒で田上は立ち上がるも、バタフライが田上をケージに押し込み続ける。残り10秒で田上がケージから離れた。

2R、ムエタイ式のスタンスでバタフライと向き合う田上。サークリングしながら右カーフを狙う。バタフライも相手にケージを背負わせて右カーフを繰り出していく。田上の左ローで、一瞬バタフライの動きが止まる。田上は続いて左ミドルハイ、さらに右カーフで攻める。バタフライが左ジャブで距離を測り、さらに右スイングを繰り出すが、田上は相手の打ち終わりに右カーフを当てた。

足を使いながら、田上が左右のローを当てる。バタフライの蹴り足をキャッチして、こかした田上。バタフライは立ち上がってテイクダウンを狙うも、倒すことはできない。田上は足を使いながらロー。さらに右足を前に出して相手に組み付き、そのまま押し倒すような形でグラウンドに持ち込んだ。しかしバタフライがギロチンを狙うと立ち上がる田上。最後は打ち合いから、田上が左フックを当てた。

最終回、ここでも田上は浅井を使いながら右カーフを繰り出す。バタフライのプレスに対して押し返し、左右のローを当てていく。バタフライが田上にケージを背負わせて左ジャブ。しかし距離が近くなっても組み付けず、田上に引き離されてしまう。バタフライのパンチが大振りになるなか、田上の右アッパーがヒットしたか、マットに手を着いたバタフライ。田上は出てくる相手に、右ストレートから左アッパーを突き上げる。

バタフライは田上をグラウンドに引き込もうとしたが失敗。しかし足を使う田上をケージ際に追い込んでから、ダブルレッグで尻もちを着かせた。ケージに背中を着けながら、立ち上がる田上。バタフライはボディロックで再びグラウンドに持ち込み、バックを狙う。田上も立ち上がるが、バタフライはそのまま後ろに倒してRNCへ。逃れようとする田上をオタツロックで固めるが、最後は田上が反転してトップを奪い、試合終了のホーンを聞いた。

テイクダウンとグラウンド&バックコントロールを評価したか、ジャッジ2者が29-28をつけたバタフライの勝利となった。


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