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【TORAO GIG03】お蔵入り厳禁 闘裸男昼の部はルーキーたちの戦い--水田と畠山がキッチリ仕留める

【写真】中国・四国地方から九州、沖縄まで--ルーキーたちの戦う場をつくるのがTORAO GIGの役割だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

5日(日)、広島市港区のBLUE LIVE HIROSHIMAでTORAO GIG03が開催され、修斗新人王決定トーナメントを中心に、ルーキーたちの試合が組まれた。

Text by Shojiro Kameike

昼夜2部制で行われた本大会。昼の部=GIGシリーズでは、中国・四国地方はもちろん、九州や沖縄のルーキーたちが熱戦を繰り広げられた。その中から注目の2試合をお届けする。


<2020年新人王決定フライ級1回戦/5分2R>
水田大智(日本)
Def.2R2分30秒 by TKO
丸山幹太(日本)

共にデビュー戦。水田は昨年のアマチュア修斗中国・四国選手権バンタム級で優勝し、プロ昇格へ。対する丸山は、今年4月に行われた「アマチュア修斗 エクストラトーナメント」バンタム級で3位入賞し、プロ昇格ほ果たした。

1R、丸山のローに対して水田はパンチを繰り出す。水田のパンチをかわしながら、丸山がシングルレッグを仕掛けた。ケージに押し込みながらボディロックに切り替えた丸山が水田に尻もちを着かせる。
すぐに立ち上がった水田のバックを奪う丸山。丸山のバックコントロールを凌いだ水田が立ち上がると、丸山はレッスルアップからシングルで再びグラウンドに持ち込む。水田がアームバーで切り替えしてトップを奪う場面もあったが、このラウンドは丸山が抑えたか。

続く2Rも、序盤から丸山がテイクダウンを狙う。丸山のボディロックをオーバーフックで切り返す水田。一度立ち上がるも、再び丸山に組まれてグラウンドに持ち込まれてしまう。

しかしケージ際で立ち上がった水田は、丸山のシングルレッグを切りながらパンチを浴びせる。ここで掴んだ足を離さない丸山。そのまま水田がパンチを連打すると、丸山の動きが止まりレフェリーが試合を止めた。

<フライ級/5分2R>
畠山隆弥(日本)
Def.1R3分28秒 by RNC
麻生祐弘(日本)

Theパラエストラ沖縄所属の畠山は、同門の世界フライ級王者・平良達郎と同じ雰囲気を持つファイターだ。会場で共にマスクをして並んでいる姿を見ると、その印象がより強まる。

試合は、シングルレッグをスプロールされた麻生が引き込み、バタフライガードからスイープを狙う。これを防いだ畠山が立ち上がり、レッスルアップからダブルレッグを狙う麻生をガブる。立ち上がって再度テイクダウンを狙うもカットされた麻生が下から畠山の右足を刈って内ヒールへ。


回転して足を抜いた畠山がトップを奪い、パンチと鉄槌を落とす。エビで脱出を試みる麻生からバックマウントを奪った畠山が、すかさずRNCを極めた。

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