【UFN198】サンボ流大内刈り、小外刈りでサバティニが、ルッツを削って完勝=判定勝利
<フェザー級/5分3R>
パット・サバティニ(米国)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
タッカー・ルッツ(米国)
中間距離のやや遠めのレンジで、蹴りとパンチを振るう両者。スイッチしたサバティニが、ワンツーからダブルレッグへ。切ったルッツが逆にケージに押し込むと、ヒザ蹴りへ。ここでシングルに入ったサバティニはクリンチから大内刈りでテイクダウンを決める。腰をコントロールしルッツのバックに回りつつ、足払いで尻もちをつかせたサバティニが、同時にバックに回る。サバティニはワンフックでルッツを制し、パンチを連打する。
ここから両足をフックし、背中を伸ばしたサバティニは上を向いたルッツにRNCをセットアップする。自ら絞めを解いたサバティニが、殴りながら絞めの機会を伺う。手首を掴んで耐えるルッツは殴られながら時間を待った。
2R、ローに細かいパンチのコンビを見せたルッツから、サバティニが一発でダブルレッグテイクダウンを決める。ハーフで抑え、足を抜きに掛かるサバティニがワキ腹に連打を入れる。ルッツはロックダウンもエルボーを落とされ、二重絡みがルーズになる。パスを決めたサバティニはサイドで抑えると、体を反転してシングルに出たルッツをギロチンに捕える。
横回転でマウントを取り、ルッツの動きに合わせてバックグラブ&ボディトライアングルを取ったサバティニが絶対の形を創る。残り2分、ここも手首を掴んで絞めを防ぐルッツは、左腕のパームトゥパームを耐える。初回に続き絞めからは逃げたが、ラウンドを落とした。
最終回、右に回るサバティニのシングルレッグをケージを背にしたルッツが、耐えて体を入れ替える。逆にダブルレッグでテイクダウンを決めたルッツに対し、サバティニが立ち上がりシングルレッグからクリンチ、大内刈りでテイクダウンを決める。オーバーフックで立ち上がったルッツが、右足を狙った小外刈りをかわしたものの、そのまま左足を刈られて倒される。
サブミッションで一本勝ち狙いと思いきや、削り合いでグラインダーのルッツをリードしたサバティニは、ケージに押し込まれても回って離れワンツーを打ち込む。残り90秒、ポイント的には安全圏のサバティニは左に大きく回ってクリンチへ。ルッツはヒザを連続で腹に突き上げるが、両ワキを差したサバティニがケージに押し込み小外へ。懸命に耐えたルッツは、一旦離れたサバティニのダブルレッグを切る。とはいえボディだけでなく、タイムもコントロールしたサバティニがフルマークの判定勝ちを収め、大内刈りや小外刈りをサンボ流と称した。