【UFC268】UFCジッターなし。下がりながらの右でギャリーがウイリアムスをKO。「未来はここにある」
<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
Def.1R4分59秒by KO
ジョーダン・ウィリアムス(米国)
サウスポーのウィリアムスが左ロー、続いてギャリーのローに左を合わせる。ギャリーは左ジャブを当て、ウィリアムスのローからワンツーをかわすも右を出したところでワンツーを打たれる。右ハイを見せて右に回るギャリー、続いて左に回りジャブもウィリアムスの圧が上回る。ガードの低さをつくようなウィリアムスのパンチは、ヘッドムーブにも下からアッパーで対応している。
引き続き左右に動くギャリーに対し、左フックを空振りしたウィリアムスがシングルレッグからクリンチでケージに押し込む。左を差して体を入れかえたギャリーだが、再びウィリアムスが押し返す。ギャリーはダブルを切ってヒザも、ウィリアムスが左フックを振るう。このタイミングで体を入れ替えたギャリーがヒザを2発見せてから間合を取ることを選択した。
直後に左ハイを放ったギャリーは、ウィリアムスの右をかわして胸が合う距離に。ここから離れ際にウィリアムスが左をヒットさせる。さらに右ハイに左を当てたウィリアムスは、パンチの圧で上回る。ハイキックにもウィリアムスは前進して左フック。これをかわしたギャリーは下がりながら右ストレートを打ち込み、一発KOを決めた。
アイルランドの実力派超新星もUFCジッターかと思われた展開から、ラウンド終了1秒目のKO劇。インタビュー前に「未来はここにある。アイリッシュマンがUFCを取る。僕の時代だ」と勝利者コール前にイアン・ヒューチャー・ギャリーはカメラに向かった話した。