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【UFC267】イスラム・マカチェフ、フッカーを145秒でキムラで下す。「柔術じゃない、MMAの寝技だ」

<ライト級/5分5R>
イスラム・マカチェフ(ロシア)
Def.1R2分25秒by キムラ
ダン・フッカー(ニュージーランド)

アブダビの観客からブーイングが送られたフッカー。逆に大声援を受けたマカチェフはフッカーの左ジャブを見て、ローを蹴られるが、サウスポーの構えから左ストレートを伸ばす。右フックを当てた直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたマカチェフは、ハーフ&枕で圧を掛ける。足を抜きつつキムラを狙ったマカチェフは、足を抜くと同時にセットアップする。さらに左足でフッカーの頭をステップオーバーし、右腕を捻り上げる。完全に肩が極まり、マカチェフはレフェリーを見上げてストップを促した。

一度のテイクダウンでフッカーに腕関節を極めるという無双振りを見せたマカチェフは、ケージサイドのダナ・ホワイトにタイトル挑戦を訴えた。

「時が来た。以前はトップ11、トップ15の相手だった。今日は6位の選手を極めた。何勝? 9? 9連勝だ。タイトル挑戦の準備はできた。誰が相手でも良い。ライト級は今、少し眠っている。猛練習をしているし、この階級を活発にしたい。テイクダウンしたら、誰でも極めることができる。俺のグラップリング・レベルはこの階級の全ての選手より上回っている。このグラップリングは柔術じゃない、MMAだ。MMAの寝技は俺がライト級で一番だ。みなタイトルに挑戦して勝った、負けたを繰り返しているビジネスだ。俺はベルトを巻くためにやっている。ベルトを何年間も巻くためにね」とマカチェフは話し、カビブ・ヌルマゴメドフらと記念写真に収まった。


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