【Shooto2021#06】中村倫也に続け、職業MMAファイター=宇佐美正パトリックがプロ修斗初陣!!
【写真】パトのプロ修斗デビューの相手はヨシに決まった(C)MMAPLANET
7日(火)、サステインから20日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#06の追加カード=ライト級2回戦ヨシ・イノウエ✖宇佐美正パトリックが発表された。
パトリックはLDHmartialarts所属、いや単なる所属選手ではなく格闘家育成プロジェクト=『格闘DREAMERS』を勝ち抜き、契約選手として練習に専念し、試合をすること給料が支払われる職業MMAファイターだ。
既にLDHmartialarts契約選手である盟友、中村倫也が7月25日に論田愛空隆を左KOで破りド派手なプロ初勝利を挙げている。ただしフリースタイルレスリングU23世界王者で組み技の基礎が抜群のレベルで修得できている中村と違い、5歳年下で21歳のパトリックに関しては、LDHmartialartsの髙谷裕之総監督はじっくり育てるということを明言していた。
それでも極真空手、正道会館空手、グローブ空手の新空手K-3ルールのキッズ部門で猛威を振るい、高校ボクシングで6冠という実績を残すパトリックは、最終オーディションで外敵の日高健太郎を左手の指を骨折している状態でKO(※日高はDEEPフューチャーキングT優勝者で、この後プロデビューを果たしている)勝ちしており、アマ修斗を経ずにプロ・ライセンスが下り、いきなりの修斗デビューとなった。
対戦相手のヨシ・イノウエはプロ修斗で1勝2敗1分、2019年のライト級新人王だ。フィリピンのマニラ出身、寝技に課題は残るがバチバチの打ち合い上等ファイター──いきなりプロデビューのダイヤの原石に意地を見せたいはず。
とはいえプロデビュー戦とはいえ、そのパンチに関してパトリックは既にプロMMAファイターの多くを凌駕しているといっても過言でない。特に彼が得意とする左ボディアッパーは、プロMMAの試合で目にすることは早々にない──ない切れと威力を誇っている。
このアーロン・ピコを思わせるボディショットを繰り出せるか否かは、テイクダウンや蹴りに如何に対応できるかにかかっている。最大の武器のボクシングが、プロ修斗のケージの中で通じれば、パトリックは元ボクサーでUFCを目指す新進気鋭のMMAファイターだと誰もが認めることとなる。
修斗世界ライト級選手権試合=チャンピオン川名TENCHO雄生✖西川大和、修斗環太平洋バンタム級選手権試合=チャンピオン安藤達也✖石井逸人、バンタム級の注目ファイト=後藤丈治✖石橋佳太、修斗初参戦の江藤公洋がグンター・カルンダと対戦、2回戦岩﨑大河✖今市凌太、内田タケル✖大竹陽にパトリックのプロ初戦が加わり充実のラインナップとなった。