【Grachan50】原口伸、ジャパニーズネクタイは極め切れずもMMA初戦でパウンドアウト勝利
【写真】打撃が強くて組みに課題、柔術が強いが打撃が課題──そんな一芸に秀でたファイターと経験を積むようなが試合が見てみたい原口だ(C)MMAPLANET
<ライト級/5分2R>
原口伸(日本)
Def.1R4分36秒by TKO
大搗汰晟(日本)
2019年フリースタイルレスリング全日本70キロ級優勝、原口伸の注目のMMAデビュー戦。サウスポーの原口は大搗の右ジャブに左フックを合わせていく。さらに右ローを蹴り、最初の組みでは大搗が投げを狙う。原口は冷静にバックを取りケージに押し込む。大搗が胸を合わせると、原口は離れて左ストレートにダブルレッグを仕掛け、ケージに押し込むとコーナーの指示通り、リフトアップからテイクダウンへ。
腹ばいに落とされた大搗が、スクランブルから内股を狙う。原口は手をついてバランスを保ちバックに回る。大搗も胸を合わせてヒザをボディに突き刺す。レベルチェンジからシングル、ダブルに移行した原口がテイクダウンを決めて、パウンドからサイドを取る。
大搗が足を戻していくが、原口はその足を捌いて左のパウンドを打ち込む。懸命のバタフライガードも、強烈なパウンドを受けた大搗が、頭を抱えて背中を見せる。
一度は背中が伸びた大搗は、懸命に足を取ってレッスルアップ狙いも原口は冷静にがぶって潰し、師匠譲りのワールド=ジャパニーズネクタイで絞めていく。
これは極め切れなかったが、再びサイドバックから原口がサイドバックから鉄槌を連打。大搗が動かくなくなり、レフェリーが試合をストップ──一方的な試合展開でMMA初戦でTKO勝ちを収めた原口はバック宙を披露した。