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【Road FC59】MMA復帰=フェザー級王座決定戦、キム・スーチョル─02─「毎日、泣きそうになる」

【写真】2019年12月にグラップリングでケージに復帰していたスーチョル。土曜日の夜はMMAグローブを装着した彼に会える(C)MMAPLANET

4 日(土・現地時間)に韓国ウォンジュのウォンジュ総合体育館で開催されるRoad FC59で、パク・ヘジンとRoad FCフェザー級王座決定戦を戦うキムキム・スーチョル・インタビュー後編。

女子アトム級王座決定戦=パク・ジョンウン✖シム・ユリと並び、ダブル・クラウンで4年5カ月振りのMMAを戦うキム・スーチョルは、ケージの中とともに人として強くなることを常に目指してきた。

コロナ禍でより大人に、そして内面が強くなったキム・スーチョルの今回の試合に賭ける意気込みとは。

<キム・スーチョル・インタビューPart.01はコチラから>


──コロナの時代を経験して、各々が人間として真価を問われると自分は感じています。スーチョル選手もこの間に、何か学んだという感覚はありますか。

「自分の周囲にも仕事を失ったり、命の危険に陥った人もいました。生きる上で危機感が高まった時期でした。そのなかで自分も子供はまだできていませんが、家庭を持っています。人として強くならないと、ここを生き残ることはできない。少しでも強くなろうと、覚悟を決めた期間でもありました」

──スーチョル選手も人として強くなったのは、もうずっと以前からですよ。ONEの頃、Road FCで戦っていた時、そして今はケージの外の顔つきが違います。ケージの中は以前からずば抜けて使ったのですが(笑)。

「ありがとうございます。以前より……前も少しは成長していたかと思っていたのですが、今は常に気を強くしないとダメです。だから、以前以上にその気持ちで頑張っています」

──押忍。今回、対戦相手はさきほども言われましたが、最近の韓国では寝技が秀でた選手です。その一方で打撃に穴があると思われます。

「そういう風に思わる選手かとは思います。確かに打撃のテクニックはそれほどではないです。ただし、一発があります。一発で相手を倒せますし、ダメージを与えるパンチの持ち主です。一発が重いので、そこは気を付けないといけない相手です。パク・ヘジン選手のパンチで危ないシーンに追い込まれることは十分にあると警戒しています」

──今回はフェザー級のタイトル戦です。今後もフェザー級で戦っていくということでしょうか。

「そこは考え中です。バンタム級とフェザー級の掛け持ちで戦う方が、チャンスが広がると思っています。ただし、バンタム級でも4、5キロほどの減量なのでフェザー級では小さいです」

──ここから先、キム・スーチョルのMMAファイター人生第2章、目標はどこに置いていますか。

「復帰を決めたので、世界一を目指しています」

──柔術の練習が多いということですが、明らかに青タンがありますし、万全の状態で復帰戦に臨めることを願っています。

「カムハサムニダ。これはシン・ドングク選手とのスパーリングで、頭が当たってしまったんです。頭を振って打撃を打って来る選手なので、これ以上のケガをしないように気をつけます」

──キム・スーチョルの復活を楽しみにしている日本のファンに一言、お願いします。

「今日はインタビューで、練習に制限があるということを話してきましたが、そのなかでも練習内容は過去にないほど自分を追い込んできました。毎日、泣きそうになりながら練習を続けています。絶対にファンの皆さんががっかりするような試合だけはしたくありません。最後の最後まで動き続けることができる、最高の戦いをするつもりです。応援、宜しくお願いします」

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