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【DWCS S05 Ep01】3分で10連勝達成のムルザカノフを筆頭に、第2試合は揃って契約。5人がUFCへ

【写真】ダウンを奪った直後のパウンドも強力だった。ムズザカノフはBRAVE CFの無差別級王者だった(C)Zuffa/UFC

<ヘビー級/5分3R>
アザマット・ムルザカノフ(ロシア)
Def.1R3分00秒by TKO
マテウス・シェッフェウ(ブラジル)

サウスポーのムルザカノフは、前後のステップを踏む。シェッフェウはカウンター狙いで、右ミドルへ。ムルザカノフは掴み切れず離れると、左ストレートを伸ばす。シェッフェウは右ミドルを返す。ムルザカノフが空振りのでも迫力のある左オーバーハンドを見せ、シェッフェウがここもミドルを見せる。ムルザカノフも左ミドルを繰り出すが、両者とも攻撃が単発で、様子見の展開が続く。

ムルザカノフがサイドキックで突き放し、一旦間を置いてからワンツーへ。下がってケージに詰まったシェッフェウに右フックを打ち込みダウンを奪う。パウンドを2発打ちつけたムルザカノフが豪快にTKO勝ち=キャリア10連勝を決めた。

ムルザカノフはバックステージインタビューで、「対戦相手、K-DOJOの皆に感謝している。まだ、ここが始まりだよ。どんな状況で戦えても大丈夫なように準備してきた。寝技も立ち技も、判定になっても大丈夫なようにスタミナもつけてきたよ。自分の国を代表して戦っている。皆が視ているから、絶対に負けられなかった」

2021年コンテンダーシリーズ第一弾を終え、ダナ・ホワイトの総評と契約の合否は以下の通り。

「AJ・フレッチャー、明日のESPNのトップ10のナンバーワンだ。AJ、こっちに来い!!次の試合は難しい……カーロスが最初の2Rを取り、ヴィクターが最終回をドミネイトしたように映った。カーロスは2週間前に試合を受けたんだ。とても尊敬している。ヴィクターはその相手に止まることなく、プレッシャーを与え続けた。2人とも持てる力を出し尽くして戦った激闘だったよ。2人とも大したもの、だ。2人揃って契約したい。

どれだけハードに戦ったか。カーロスは、簡単に試合を諦めるかと思っていたけど……大したものだ。2人とも最高だったよ。次も素晴らしい試合だったのに、バカげたラストだった。ブリトは次のもっとも偉大なブラジル人ファイターになる。それだけの才能を持っている。ディエゴもショートノーティスで、この試合を受けた。それであれだけ戦った。彼もこれで終わりではない。今日のマッチメイクは素晴らしかった。ブリトともUFC入りだ。

ライトヘビー級にはニューブラッドがいる。それにムルザカノフはミドル級でも戦えるだろう。ライトヘビー級でも活躍するに間違いない。10勝0敗でミドル級でもライトヘビー級でも来てほしい。

カーロスは力がある。みな、レコードを守りたいけど、カーロスは2週間で試合を受けた。言ったように2人とも本当によく戦った」

なんと第2試合では負けたカーロス・キャンデラリオも契約という、前代未聞の結論に。2021年のUFC入りのトレンドは、ショートノーティスで試合を受ける。最後まで諦めない──ということになるのか。


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