【ONE Battle Ground03】ソン・ミンジョン、ティオル・タンとのシーソーゲームを制しONE初勝利
【写真】激闘、殴られ強さを見せたソン・ミンジョン (C)ONE
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ソン・ミンジョン(韓国)
Def.3-0
ティオル・タン(米国)
ONE初戦でジェヘ・ユースタキオに敗れた元Road FCフライ級王者ソン・ミンジョンは、もう敗北は許されないタン戦に挑む。サウスポーのソン・ミンジョンが左ハイ、かわしたタンが組んでヒザをボディに突き上げる。ケージに押し込んだソン・ミンジョンを払い腰で投げたタンが、グラウンドでの頭部へのヒザ蹴りからトップを取る。
クローズドのソン・ミンジョンに、右のパウンドを落としたタンがケージに押し込む。すぐに金網を背負ったソン・ミンジョンは、右目尻から流血が見える。殴られながら立ち上がったソン・ミンジョンは、離れて左ミドルもカウンターの右から、さらに右を被弾する。左アッパーのタンに、跳びヒザを入れたソン・ミンジョンがテイクダウン狙うもタンはウィザーから差し返し、体を入れ替えて大内刈りへ。
体を入れかえようとしたソン・ミンジョンに右エルボーをタンが当てる。続いて右アッパーをヒットさせたタンはワンツーを打たれても、右を思い切り打ち返す。ソン・ミンジョンはオーソからワンツー、右ハイを狙うと、スイッチしてダブルレッグを決める。
トップを取ったソン・ミンジョンはハーフから肩固めへ。マウントに移行して殴ったソン・ミンジョンは、背中を見せたタンの側頭部に連打を入れてパートトゥパームで絞める。タンは手首を掴んで耐えたが、ソン・ミンジョンが逆転で試合をリードした。
2R、タンはジャブを伸ばし、ソン・ミンジョンがワンツーからロー。タンの右アッパーは空振りに。直後に右ハイをガードの上から蹴っていく。アッパーとフックの応酬のなか、タンはワンツーからスリー、ステップジャブを入れる。首相撲のソン・ミンジョンはボディロックからテイクダウンを許す。タンは足を一本抜くが、ソン・ミンジョンがバタフライガードに戻す。タンに続きスタンドに戻ったソン・ミンジョンが、左ミドルからワンツーで前に出てダブルレッグへ。倒されたタンがハーフでギロチンを仕掛けるが、上体を起こしたソン・ミンジョンが頭を抜く。ケージを背負って座るタンに対し、ソン・ミンジョンは腰をコントロールしてエルボーを打ちつける。
スクランブルから立ち上がったタンがパンチの連打で前に出ると、ソン・ミンジョンは右を効かされテイクダウン狙いを切られる。疲れたソン・ミンジョンがクローズガードを取り時間に。タンが再び形勢逆転した。
最終回、ジャブの差し合いからタンが右ストレート、ソン・ミンジョンは左ミドルから組んでクリンチへ。自ら離れたソン・ミンジョンが右ジャブを連続で当てるとシングルレッグを切ってパンチの連打から、ダブルレッグを決める。
立ち上がらせてジャブから左ミドルのソン・ミンジョンは、ダブルレッグからバックに回る。足を払いつつ、正面に回ったソン・ミンジョンは。右を差し返され逆にケージに押し込まれる。離れたソン・ミンジョンを追いかけてパンチを振るい、組んだタンが逆にバックへ。ソン・ミンジョンは胸を合わせて、またもワキを潜ってバックへ。
正対したソン・ミンジョンが離れてパンチから蹴りを見せる。直後にタンがダブルレッグを決めてトップを取るが、ソン・ミンジョンはスイープを決めてバックに回り両足をフック。ここからRNCを仕掛ける。殴りつつ絞めを狙うソン・ミンジョンは上体を起こそうとしたタンにパームトゥパームをセットする。懸命に防御するタンだが、背中を譲り絞めを仕掛けられた状態のまま試合終了を迎えた。
結果、3-0でソン・ミンジョンがONE初勝利を挙げた。