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【Pancrase324】菊入✖村山で暫定ウェルター級王座決定戦。Road to ストロー級王座=野田✖山北も!!

【写真】 剛のMMAと柔のMMA、どのような試合展開になるか(C)PANCRASE & KEISUKE TAKAZAWA

17日(火)、そして本日18日(水)とパンクラスから10月17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrse324の追加カードが明らかになっている。

17日の発表では暫定フライ級クィーン・オブ・パンクラシスト・チャンピオンシップ=NØRI✖端貴代に続き、ウェルター級でも暫定王座決定戦が組まれることが決まった。


正規王者の手塚裕之がONE参戦中のウェルター級もライト級、フライ級、女子フライ級に続き暫定王座が設けられることとなり、菊入正行と村山暁洋がベルトを賭けて戦う。

この両者、昨年12月に対戦しており村山がウェルター級転向後の菊入に唯一の黒星を与えている。11カ月振りの再戦となるが村山に敗れた菊入は、キャリアベストといえる勝利を6月の三浦広光戦で手にしている。

三日月蹴りでのフィニッシュ以上に、三浦の打・投の圧に負けずに、菊入は戦い抜くことができたことが大きい。

圧をかわすことを覚え、圧に屈しないMMAができるようになれば、肉体的なポテンシャルは抜群な菊入だけに、前回の試合を当たり前のようにできるようになれば、今後への期待度も群と上がる。

KEISUKE TAKAZAWA(C)

この進化を確認するためにも重要な暫定タイトル、いや村山との再戦となる。対して村山は前回の試合では、テイクダウンを非常に効果的に決めたのが勝因だ。

その村山に対し、菊入は打で圧をかけることができるか。あるいは前回の対戦のイメージが残っており、テイクダウンをまずは警戒して試合に入るのか。村山が自分の形でテイクダウンを仕掛けるのは、打撃で後手に回っていない時だ。

前に出ようが、下がろうが、どちらが自分の打撃を使うことができるか。そこが組みの展開にも大きな影響、そして勝敗の鍵を握ってくるに違いない。

18日のプレスリリースでは、ストロー級で野田遼介✖山北渓人戦の発表があった。ストロー級戦線でタイトル挑戦直前といえる両者の対戦は、Road to ONEのける修斗勢との対抗戦で明暗を分けた過去がある。

野田は2019年9月のRoad to ONE01で木内SKINNY ZOMBIE崇雅に96秒でKO負け。対して山北は今年2月のRoad to ONE04で安芸柊斗からTKO勝ちを収め、一気に注目度を上げた。

続く6月の尾崎龍紀戦では倒して、相手の背中をマットに着かせるレスリングの技術と、背中をつかせてからのトランジッション&サブミッション=見事なコントロールを見せて、最後は腕十字で一本勝ちを手にしている。

その尾崎戦前から、今後に関して野田に勝ってタイトルを狙うことを宣言していた山北に対し、野田はある程度のコントロールを許す覚悟で、極めへの気配を嗅ぎ取ることができるかどうか。

グライディングへのカウンターが、勝利への鍵となる野田。

今後のキャリアアップを考えると、山北というファイターに対し、どれだけ極め技師として天性の嗅覚を持っているか──が問われるマッチアップとなる。

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