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【UFC265】マイルズ・ジョンズ、左ボディフック→右フックでドスサントスをパーフェクトKO

<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ(米国)
Def.3R1分16秒by KO
アンデウソン・ドスサントス(ブラジル)

慎重な立ち上がりのなかで、ドスサントスがローや左ハイを繰り出す。ジョンズもローを返し、左フックから左ジャブを届かせる。ドスサントスは右ローから右ストレートも、ジョンズが左フックを合わせる。ジャブから走りこんで右オーバーハンドを伸ばしたジョンズが、右カーフローを決める。左リードジャブが良いジョンズ、直後のローで姿勢を乱したドスサントスが構えを変える場面も。

完全に左足を効かされているドスサントスは、オーソに戻してパンチを伸ばしていくがジャブからローを蹴られ再びスイッチする。サウスポーでは攻撃のないドスサントスに対し、ジョンズは右ストレートを伸ばし、テイクダウン狙いを切る。右を当て、ワンツー、ドスサントスのステップインをダッキングでかわして、距離をとったジョンズは左に回りながら関節蹴りを右足に決めて時間となった。

2R、足を引きずってコーナーに戻ったドスサントスは、ローで左ヒザのじん帯を負傷している可能性もある。サウスポーで右を伸ばすドスサントスに、ジョンズは右をヒットさせる。ここから左フック、右ストレートをヒットさせたジョンズは、ヒザ蹴りを受けても左ボディフックから右を入れる。

さらにボディと見せて右を2発入れたジョンズは、ドスサントスのテイクダウン狙いを切り一瞬のオーソに右ローを決める。崩れてサウスポーに構えなおしたドスサントスは左ボディフックを受け、テイクダウン狙いを2度切られる。ジョンズが左に回ると、ドスサントスは後ろ手に組み挑発する。ムッとした表情を浮かべたジョンズが左リードジャブから右ストレート、さらに右ハイを見せる。右足にも右ローを走らせたジョンズが、右ストレートをヒットすると、ケージに詰まったドスサントスのテイクダウン狙いを切り、右オーバーハンドを狙った。

最終回、ハグから戦闘を再開した両者。ドスサントスの右ロー2発に、ジョンズは右ストレートを2発見舞っていく。さらにワンツーから右を入れたドスサントスは、近距離で打ち返すドスサントスにボディフックから右を見せると、同じ動きを繰り返し──右フックがドスサントスの顔面を打ち抜く。

腰から崩れ落ちたドスサントスを見て、レフェリーが試合を止めた。見事なコンビネーションでのKO勝ちに「ゲームプランはただターゲットを見つけることだった。足だと思えば足を狙い、右のパンチ、ディショットを使った。そして頭を狙った。コーチを信じている、誰とでも戦う」と話した。


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