【Shooto2021#05】四の字ロックからアスカロフ風ツイスターを狙った野瀬翔平が齋藤翼をユナニマスで下す
<バンタム級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
Def.3-0:20-17.20-18.20-18.
齋藤翼(日本)
サウスポースタンスの野瀬が左ミドル、齋藤は右ローで野瀬の足をすくう。立ち上がった野瀬が組み付き、脇を差し上げてから齋藤に尻もちを着かせる。齋藤は背中をケージにつけて上半身を起こしているが、野瀬が足を捌いてパスを狙う。エビでポジションを入れ替えようとした齋藤だったが、野瀬はトップをキープし、バックに回る。
四の字で齋藤をロックした野瀬、齋藤は体勢を入れ替えようとしたが、野瀬は右腕を相手の首に回してツイスターへ。元ACA王者で現在UFC参戦中のアスカル・アスカロフが極めた形で、アスカロフ風ツイスターというべきか。頭を抜いた齋藤の左腕を抱えて、反転させない野瀬が再びバックを奪う。
齋藤は上半身を起こし、パンチをもらいながらも反転してトップに。野瀬は後転しながら立ち上がる。齋藤は野瀬の立ち上がり際に右のパンチを振るっていく。立ち上がった野瀬のダブルに齋藤はカウンターで右ヒジを狙うが、これは当たらなかった。
2R、野瀬が大きく左を振るうが、かわした齋藤は右ローを当てる。さらに組んだ齋藤は右腕を差し上げて野瀬をケージに押し込む。ディフェンスが硬いと見たか齋藤は離れて、飛びヒザを放つ。これをかわされ、尻もちを着いた齋藤に対し、野瀬はトップから右を落とす。さらにバックへ回り、再び四の字でロックした。
エビを打った齋藤の動きに合わせて、マウントを奪った野瀬。齋藤はハーフガードへ。野瀬はそのまま抑え込む。パスを狙う野瀬に対して体勢を入れ替えようと試みる齋藤、対する野瀬はバックに回り、ケージ際で腕十字を仕掛ける。齋藤はすぐに腕を抜いて上を取り、フルガードの野瀬に右ヒジを落としていった。
判定はジャッジ3者ともフルマーク、野瀬がユナニマスで勝利を得た。