【LFA112】ブラジルのLFAはパンドラの箱……。ウェルター級T準決勝でボンフィムがアルベルチを鮮烈KO
<ウェルター級GP準決勝/3分3R>
ガブリエル・ボンフィム(ブラジル)
Def.3R0分38秒by TKO
ブレネウ・アルベルチ(ブラジル)
トーナメント本命キャリア7勝0敗、全試合で初回フィニッシュのアルベルチに対し、この選手がアンダードックとは思えないという評判のボンフィムはデビュー以来10連勝、2つのKO勝ちと8つの一本勝ちというファイターだ。
ジャブを伸ばすボンフィムに対し、アルベルチがローを蹴っていく。アルベルチは左ロー、そして右前蹴りから右オーバーハンドを伸ばす。ボンフィムはジャブから右ストレート、ここから左リードフックを当てる。ボクシングでも5勝0敗のボンフィムは打撃で圧をかけると、アルベルチに組まれても小手投げを見せ、スクランブルからボディロックテイクダウンを決める。アルベルチがガードを取り初回が終わった。
2R、左右のフックを振るうアルベルチ、ボンフィムは左ジャブから右オーバーハンドを入れる。鋭いジャブを続け、右ストレートから左ボディアッパー&左フックのボンフィムは、右を被弾してからのテイクダウン狙いを防いで離れる。アルベルチも前に出てショートのフックをヒットさせ、ジャブに右ストレートを当てる。この一発が効き、弱気の表情を浮かべたボンフィムはケージに下がってしゃがみ込む。アルベルチはバックに回りワンフック、パームトゥパームからRNCに切りかえて絞めるが、極め切れず時間となった。
最終回、ボンフィムはジャブを連続で見せ、右ストレートをヒットさせる。この1発が効いて、動きが止まったアルベルチにパンチのラッシュを掛け、左フックをテンプルに入れると完全に動きが止まる。止めのワンツーを入れたボンフィムが凄まじいボクシング力を見せつけトーナメント決勝進出を決めた。