【UFN264】右カーフで削り続けたガブリエル・ボンフィムが、頭を下げたブラウンを右ヒザでKO
<ウェルター級/5分5R>
ガブリエル・ボンフィム(ブラジル)
Def.2R1分40秒 by KO
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
前に出たガブリエルが右ローを蹴る。ブラウンは左ジャブから左関節蹴りを連打。さらに蹴りを上下に散らす。ガブリエルは左ジャブ、そして右カーフを効かせる。ブラウンが左ジャブをボディに伸ばすと、左フックを振るうガブリエル。さらに右カーフを蹴り続ける。ブラウンは右ミドルを放った際に足を滑らせた――それだけガブリエルのカーフキックが効いているのか。前に出るもガブリエルの右カーフを受け、明らかに効いている印象のブラウン。距離が詰まるとガブリエルが首相撲からヒザを突き上げた。
とにかく右カーフを蹴りまくるガブリエル。ブラウンはサウスポーにスイッチした。その顔面にガブリエルが右ハイを叩き込む。ブラウンも左ジャブから右クロスを放つ。ガブリエルは強烈な右インローも当て、さらに右カーフでブラウンの体を揺らす。ラウンド終了間際、飛び込んだブラウンの指が目に入ったか。アイポークで試合が中断するも、即再開するとガブリエルはバックステップで距離を保った。
2R、ブラウンの右ストレートをパーリングしたガブリエルが、右ストレートを返す。打ち合いでもスピードで上回るガブリエル。左フックを放ち、ブラウンが左を返すとブロックし、右カーフを連続で当てていく。ガブリエルが左ジャブを放つと、打ち終わりにブラウンが頭を下げて組んできた。しかしカウンター気味にガブリエルが右ヒザを突き上げる。この一撃がアゴを打ち抜き、ブラウンはダウン。ガブリエルも反動で尻もちを着いた瞬間、レフェリーはブラウンに試合終了を告げた。
これでオクタゴン4連勝となったガブリエルは「身長差は理解し、ヒザが当たると分かっていた。コルビー、逃げるな。もう逃げるのは止めろ。俺のランクが上がる機会を与えてくれ。アイツを引退に追い込んでやる」とアピールしている。














