【UFC ESPN26】組み続けたゴードンが、フィゲイレドから執念の判定勝ち
<フライ級/5分3R>
マルコム・ゴードン(カナダ)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
フランシスコ・フィゲイレド(ブラジル)
試合開始直後に組みついたゴードンが、ケージにフィゲイレドを押し込み、押し返されそうになっても耐え小外掛けでテイクダウンを決める。その刹那、リバーサルしたフィゲイレドがハーフガードでトップを取る。3/4マウントのフィゲイレドはハーフに戻り、ゴードンが頭を起こすと3/4ネルソンでダースをセットしようとする。
ゴードンは背中をつけて防ぐが、ガードで厳しい時間が続く。フィゲイレドは左エルボーを落とし、ゴードンはクローズドでしがみつく。フィゲイレドはここで足を取り、内掛けのストレートフットロックへ。足を抜いたゴードンが上を取り、逆にハーフからパンチを落とす。フィゲイレドはクローズドに戻すが、鉄槌やパンチ、エルボーを受け時間となった。
2R、ここも開始直後に跳び込んでパンチ、ヒザを狙いつつシングルレッグへ。がぶって離れたフィゲイレドは右を被弾し、続く左にシングルレッグを合わされる。ケージに押し込まれたフィゲイレドは、体を入れ替えて間合いを取り直す。ノーガードの顔面にジャブを受けたフィゲイレドは頭を振ってパンチをかわそうとするが、テイクダウン狙いからのフックを打たれる。ジャブを当て合った両者、ゴードンのダブルを切ったフィゲイレドが左ミドルを蹴る。
やや動き過ぎのきらいもあるゴードン、スタミナは持つか。フィゲイレドはボディへのヒザ蹴り、顔面への左を当てるようになる。近距離では左エルボー、ヒザ蹴りからパンチを連打したフィゲイレドが形勢逆転。やはり疲れたゴードン、それでも組んでボディロックテイクダウンを残り15秒で決め、トップでラウンド終了を迎えた。
最終回、フィゲイレドの跳びヒザ狙いのジャンプに、ゴードンが蹴りを当てる。バランスを乱したフィゲイレドはガードを強いられ、下の時間が続く。バタフライガードからのスイープで体を浮かされるゴードンだが、返されることなくトップを維持する。フィゲイレドはクローズドで止めて、ブレイクを待つがレフェリーは反応しない。
ケージ際でスクランブルを狙ったフィゲイレドは、背中に回られそうになるが、逆にワキを潜ってゴードンのバックへ。離れようとするフィゲイレドに、執拗にシングルレッグを続けケージに詰めたゴードンは懸命の壁レスを続ける。しかし、ボディロックテイクダウンを小外掛けで切り返されマウントを取られそうになる。
3/4マウントから腕十字のフィゲイレド、これは極まらず下にされる。直後にスクランブルに持ち込んだフィゲイレドがバックコントロールで試合終了を迎えた。結果、執拗なテイクダウン狙いが功を奏したか、執念で判定勝ちを手にした。