【Pancrase322】菊入正行が三日月蹴りで元王者・三浦広光にKO勝利、村山暁洋とのリベンジマッチを望む
<ウェルター級/5分3R>
菊入正行(日本)
Def.2R2分31秒 by TKO
三浦広光(日本)
前に飛び出した菊入。高くガードを上げて、右ローで牽制する。三浦が距離を詰めると、菊入が左右のストレートで迎え撃つ。右ローを放ったあと、バランスを崩した三浦に組み付いた菊入は、左腕を差し合えて三浦をケージに押し込む。ここでレフェリーがブレイク。ケージ中央で再開後、菊入は左ジャブを突き、三浦は右ボディストレートを返す。
プレッシャーをかけながら右ローを放つ菊入だが、三浦も押し返して左右のショートを狙っていく。菊入の左ジャブをヘッドスリップでかわす三浦だが、手数では菊入が上回る。菊入は左前蹴りで距離を測り、距離が近くなると組み付くが、三浦が払い腰で菊入に背中を着けさせる。すぐに立ち上がる菊入。再びケージ中央で打撃を交わす。
菊入の左がヒットして、三浦の動きが一瞬止まる。三浦がパンチを返してくると、組み付いて右腕を差し、ケージに押し込む菊入。三浦が投げを狙うと、菊入はすぐに離れて、出てくる三浦に左ジャブを当てる。三浦は右のカーフキック、菊入は左ジャブを放つ。
1Rはジャッジ3名とも10-9で菊入につけた。
2R、右ローから入る菊入。三浦は右のカーフを返す。菊入の左ジャブの打ち終わりに左フックを狙う。菊入が蹴りから距離を詰めてくると、組み付いた三浦。菊入が差し返して三浦をケージに押し込む。両脇を差し上げた菊入だったが、ここでブレイクが入る。ケージ中央でローを当てる菊入。三浦の回転が上がり、パンチから右ローにつなげ、左フックが菊入の顔面をかすめた。
左ジャブと右ローの打ち合いから、菊入がフェイントから左の三日月蹴り。これが三浦の左わき腹を捉え、直後に三浦が倒れこんでレフェリーが試合をストップした。
勝者の菊入は試合後、昨年12月に判定で敗れている、ランキング1位の村山暁洋とのリベンジマッチを要求した。