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【DEEP JEWELS33】冴えるキムラ・リバーサル、大島沙緒里が青野ひかるを抑え込んでアトム級GP優勝

<DEEP JEWELSアトム級GP決勝/5分2R>
大島沙緒里(日本)
Def.5-0:20-17.20-17.20-18.20-18.20-18
青野ひかる(日本)

開始早々、青野の右スイングがヒット。顔面にもらった大島が前に出てきたところを、反対に青野がボディロックでテイクダウンを奪う。大野は下からリバーサルを狙うも、その動きに合わせて青野がバックに回る。しかし大島はバックマウントまでは許さず、袈裟固めへ。青野の腕のクラッチを外し、その左腕を両足で挟んでキーロックの状態から、コツコツとパンチを落としていく。

ここで青野は、大島の体の方向へ反転。バックに回られるのを防ごうと離れた大島を追い、そのまま上に。大島はハーフからフルガードへ。体を起こして左腕で青野の頭を抱える。頭を抜いてパスを狙う青野の体を浮かせた大島は、青野の左足を取ってヒザ十字を仕掛ける。これを凌いだ青野が再びトップへ。すると大島が左腕で青野の頭を抑えながら、左足で浮かせてリバーサルする。

下になった青野はハーフガードからバックを狙いに行くが、大島は青野の右腕をとってキムラを狙う。ここは形に入ることはできなかったが、下から反転して返そうとする青野の左腕をキムラで捉え、またも左足で跳ね上げてリバーサルに成功する。仰向けになった青野の顔を両足で挟みセンタク挟みで動きを抑えてから、トップに回る大島。ニーオンザベリーで左の拳を落とす。

青野は大島の右足を挟んでハーフの体勢。すると大島は青野の左足にヒザ十字を仕掛ける。その瞬間、青野もロックできていない大島の左足に対して外ヒールを狙っていく。すると今度は大島がヒザ十字からアンクルに切り替える。青野はヒールフックを外さず、さらに絞っていくなど、足関節の攻防で1R終了のゴングが鳴った。

最終2R、青野の右ローに対し、左ジャブを合わせた大島。ここで青野が距離を詰めると、大島は引き込んで青野の左足に外ヒールを仕掛ける。しかし大島が完全に足をロックできていないため、絞り上げることができない。大島は同じ右足狙いで内ヒールに移行するが、青野が体を起こして極めさせない。下から幾度も足を狙っていく大島、ここで青野がトップに回ろうとしたところで、左腕をキムラで捉え、左足で跳ね上げる得意の形でリバーサルした。

さらにパスした大島はサイドへ、左の鉄槌を青野の顔面に落とす。青野は潜って返そうと試みるが、大島がしっかりと抑え込む。再度からキムラを狙う大島、青野はブリッジでこれを防ぐ。青野は下から足を大島の頭に懸けるが、体勢を入れ替えることができない。次第に大島のパンチに対して嫌な表情を見せる青野。大島は左ヒザで青野の右腕を抑えてパンチを落とす。

ハーフガードに戻す青野。再びパスした大島は、左のパンチを落とし、最後まで上のポジションを保ち続けた。

ジャッジ全員がフルマークをつける判定で大島が勝利。DEEPミクロ級に続き、DEEP JEWELSアトム級のベルトも獲得した。


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