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【DEEP101】バッティングでイエローカードも、石司晃一が積極的に組んでCOROにスプリット判定勝ち

<バンタム級/5分2R>
石司晃一(日本)
Def.2-1:19-18.19-18.18-19.
CORO(日本)

開始早々、左ミドルハイを放った石司、COROはそれをブロック。石司は距離を測りながら右ロー、右ハイを繰り出す。スイッチした石司に対し、COROは石司の右足にインローを当てると石司が前に出る。下がるCOROは、石司が左ハイを見せるとスウェーバック。石司は左のインロー、COROの右のカーフがヒットすると、石司は一瞬バランスを崩した。石司はスイッチしながら距離を詰める。

ケージ中央で、石司のローが当たるたび大きな音が会場に響く。COROは左を突きながら前に出るが、石司はバックステップしてかわし、さらに相手の左に回る。そしてスイッチしながら距離を詰めると、一気にCOROをケージに押し込んでいく。ケージ際でダーティボクシングを見せる石司、COROは石司のクリンチを外し、相手の右側に回る。ケージ中央に戻って、両者はローを打ち合う。

前後のステップから右の前蹴りを放ったCORO。さらに左のインローを当てると、石司が組み付いてくるも、脇を押し上げながらヒザとパンチ。石司はすぐに離れる。ケージ中央で、石司はいきなりの右ストレートと、右ロー。COROは左手を前に出しながら石司を懐に入れさせず、石司が組み付いてきても突き放す。しかしCOROの攻撃も、石司が酢ウェートバックステップでかわし、クリーンヒットはない。

離れて右ローを出し合った直後、石司の右ストレートがCOROの顔面を捉える。COROも左アッパーから右ストレートにつなげるが、石司はディフェンス。ケージ中央でワンツーを当てる。COROの左前蹴りをキャッチして、右足を刈ってテイクダウンを奪った石司。COROは石司の左のパンチを受けながら、すぐに立ち上がった。

スタンドに戻ると、石司がプレッシャーをかけてCOROにケージを背負わせる。スイッチした石司のボディに、COROが右ミドル。石司は右のボディストレートから右ロー、COROの左ジャブはパーリングでかわす。そしてラウンド終了間際、左ミドルハイと右ストレートから組み付いた石司がケージに押し込むも、COROは倒れない。ケージ中央で石司は左ハイ、COROは右ローを繰り出してラウンドを終えた。

最終2R、いきなり左ハイを放った石司は、距離を保って右ストレートを繰り出す。COROは左ジャブを突きながら前に出ると、石司は右のローと前蹴り。さらに組み付いていくが、COROは切り返して向かい合う。COROの左フックをかわした石司は、ボディロックからテイクダウン。そのままマウントを奪う。COROがブリッジすると、その動きに合わせて石司はバックへ。

四の字で固定してからたすき掛けから首を狙うものの、COROが凌ぎ、切り返してトップを奪う。フルガードの体勢になった石司は、COROのリストを握りパンチを打たせない。COROが腰を上げた瞬間、立ち上がった石司だが、COROが追いかけてバックに回る。ケージ際で体勢を入れ替えた石司が、ダブルでCOROに背中を着かせた。

ハーフガードのCOROが立ち上がり、すぐに再び組み付いた石司がテイクダウンを奪うと、COROが苦悶の表情を浮かべて、ドクターチェックが入る。テイクダウンの際にバッティングがあったためか。

石司にイエローカードが提示されて、試合は再開。前に出て組み付こうとする石司に対して、距離を取るCOROは、クラッチを組まれてもヒザで突き放す。とにかく組んでいく石司、COROは飛び込んでくる相手にテンカオを見舞うが、石司は構わず前に出てCOROのバックを狙う。そこでCOROは投げを打ってテイクダウン。下からパンチとヒジを放っていく石司は、COROの左腕を狙ったが、COROがトップをキープしたまま試合終了のゴングを聞いた。

判定はスプリットで石司。イエローカードを提示されながらも勝利をものにした。


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