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【UFN189】計量終了 SEI☆ZAファイターのタバタ・ヒッチ等、LFAからスクランブルで3選手がデビュー

【写真】ホドリゲスはタイトル奪取から3日にUFCとサインアップ。これぞLFA (C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN189:UFN on ESPN+47「Rozenstruik vs Sakai」の計量が4日(金・同)に行われた。

14試合のロングラン興行だけあって、直前まで対戦カードの変更が見られたが、LFAからスクランブル発進で3人のファイターにUFCデビューを果たす。


(C)Zuffa/UFC

まず5月23日にマクワン・アミルカーニと対戦予定だったネイト・ランドヴェールの欠場により、カムエラ・カークのオクタゴンデビューが決まった。

カークはLFAで2連勝後に2019年シーズンのコンテンダーシリーズに出場もKO負け、1年後に再起戦=LFAでのブルーノ・ソウザ戦でもスプリット判定負けと後のない状況に追い込まれた。ここからLFAで連勝したクラーク、5月のダニエル・スウェイン戦では彼のグライディングファイトにスウェインに「もう終わり。引退だ」と試合だけでなく現役生活まで諦めさせてしまった試合は、まだ印象に新しいところだ。

カムエラのUFCステップアップの翌日24日にはドゥスコ・トドロビッチの対戦相手だったマキ・ピトロが負傷欠場となり、LFAミドル級王者グレゴリー・ホドリゲスの代役出場が決まった。

ホドリゲスは、その3日前のLFA108でジョシュア・フレムドを見事な右ストレートでKOしたばかり、即UFCとサインを果たした。LFAの歴代ミドル級チャンピオン~エリク・アンダーソン、マルクス・ペレス、アンソニー・ヘンダーソン、イアン・ハイニッチ、ブレンダン・アレン~は、今回のホドリゲスのステップアップにより、6人全員がUFC進出を果たすことになった。

さらに計量の前日にタバタ・ヒッチのスクランブル発進と、マノン・フィオホ戦が明らかとなった。フィオホが元々戦う予定だったマリナ・モロズの欠場理由は伝わってこないが、1日(火・同)に予定されていたメディアデーで、フィオホは直前で欠席が決まり、この時にモロズのプルアウトが陣営に伝えられていたようだった。

(C)Zuffa/UFC

ヒッチは昨年9月にLFAにデビューする以前は日本でSEI☆ZAに出場しており、小見川道大に柔道の指導を受け講道館柔道の黒帯を手にしている。

とはいえ本来はストロー級、そして組みの強さに対して、打撃にはまだまだ課題があるヒッチ。対するフィオホは長身のフランス人ストライカーで、女ワンダーボーイ(=ワンダーガール??)ばりにサイドキック基調のファイトを展開する。

組み&寝技においてはフィオホも成長過程にあるが、サイドキックが得意な遠距離ファイターではなく、接近戦では力強い首相撲と鋭いヒザ蹴りを得意としており、ヒッチのオクタゴン初陣は相当にタフな戦いになることが予想される。

■視聴方法(予定)
6月7日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS

■UFN189計量結果

<ヘビー級/5分5R>
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 254ポンド(115.21キロ)
アウグスト・サカイ: 255.5ポンド(115.89キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ウォルト・ハリス: 264 ポンド(119.74キロ)
マルチン・ティブラ: 251ポンド(113.85キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロマン・デリツ: 186ポンド(84.37キロ)
ロウレアノ・スタルポリ: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サンチアゴ・ポンジニビョ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ミゲール・バエサ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドゥスコ・トドロビッチ: 186ポンド(84.37キロ)
グレゴリー・ホドリゲス: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
トム・ブリーズ: 186ポンド(84.37キロ)
アントニオ・アローヨ: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)
カムエラ・カーク: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ: 126ポンド(57.15キロ)
アリアニ・リプスキ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ヘビー級/5分3R>
タナー・ボーザー: 242ポンド(109.77キロ)
イリル・ラティフィ: 240ポンド(108.86キロ)

<ウェルター級/5分3R>
フランシスコ・トリナルド: 169.5ポンド(76.88キロ)
ムスリム・サルコフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライト級/5分3R>
アラン・パトリック: 154.5ポンド(70.08キロ)
メイソン・ジョーンズ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マノン・フィオホ: 125.5ポンド(56.92キロ)
タバタ・ヒッチ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<フェザー級/5分3R>
ユーゼフ・ザラル: 146ポンド(66.22キロ)
ショーン・ウッドソン: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
クラウジオ・プエレス: 155ポンド(70.31キロ)
ジョーダン・ラヴィット: 156ポンド(70.76キロ)

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