【ONE Full Blast】インドの現実。テイクダウンを切られ続けたアガサが、3R開始に応じずシェがTKO勝ち
【写真】組んでも、組んでもシェに切られ続けたアガサ。テイクダウンの前後が大切(C)ONE
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
シェ・ウェイ(中国)
Def.2R5分00秒by TKO
カンタラジ・シャンカル・アガサ(インド)
シェのジャブにテイクダウンを狙ったアガサだが、ワキを差されて離れる。左フックを打たれ大きく反応するアガサのダブルレッグを決まらない。それでも腕を差してきたシェを払い腰で投げたアガサだが、すぐに立ち上がられる。さらに首を抱えて投げられたシェが、即スタンドへ。
アガサはシングルレッグ、頭を押して肩に乗って防いだシェがパンチを纏める。手をついたまま左に動いて逃げたアガサは、徹底して組んでいくが既に肩で息をしている。左右に回るアガサのガードの上から、シェが左ハイを蹴っていく。ワンツーへのダブルを切られ、顔面にヒザを受けたアガサは2発目はかわして立ち上がる──と、シングルからクリンチに持ち込む。ケージを背にして倒れないシェが、ヒザを入れて離れる。アガサは跳びヒザからエルボーを受けそうになり時間となった。
2R、シェが右ローから左フックを入れ、アガサは頭を下げて左フックを振りまわすが空振りに。左フックへのシングルレッグもスプロールされたアガサは、左ローで姿勢を乱す。クリンチにもヒザ、ヒジを入れたシェは左ストレートから右フックへ。回ってかわしたアガサだが、攻め手がなく左ボディを受ける。ローで倒れ、細かいパンチを打たれながら立ち上がったアガサは、切られても切られてもテイクダウンを狙う。
シェも切り続けて前蹴りを突き刺し、近距離ではヒジを狙う。アガサはローを見せ、シングルもスプロールされる。それでもアッパーにシングル&足払いでテイクダウンを奪ったアガサは、すぐに立ち上がってきたシェにもう一度シングルを仕掛ける。ウィザーで耐えるシェ、レフェリーは非情のブレイクを命じる。右エルボーを空振りしてヒザをマットについたシェは、起き上って跳びヒザを繰り出す。これがテイクダウン狙いのアガサの額をかすめカット&流血に追い込まれる。
直後にラウンド終了となったが、アガサは3R開始に応じずシェのTKO勝ちとなった。