この星の格闘技を追いかける

【LFA108】D1オールアメリカン✖3=メレディスが、フックでダウンもMMA初陣でTKO勝ち

【写真】ヒヤッとした場面もあったが、まずはプロ1勝を挙げたメレディス(C)LFA

<バンタム級/5分3R>
ブライス・メレディス(米国)
Def.1R3分35秒by TKO
スティーブン・メリル(米国)

D1オールアメリカン3度、NCAAでは優勝こそ逃しているが2位を2度獲得、フリースタイルでも活躍したメレディスのMMAデビュー戦。対戦相手のメリルはキャリア11戦ながら5勝6敗と負け越しているファイターだ。

5つの勝利が全て一本勝ちのグラップラーに対し、メレディスは右フックを振るってロー。続いてローから右を伸ばす。一瞬のスイッチからオーソに戻したメレディスの右オーバーハンド&右フックに対し、メリルも右フックを打ち返す。遠い距離から左ハイ、そして左ミドルを蹴ったメリルだが、パンチを振るうとアゴががら空きになる。

そのメリルの左フックを被弾してダウンを喫したメレディスが、後方から殴られながらも胸を合わせてダブルレッグ・テイクダウンへ。メリルはギロチンを仕掛けてクローズドガードを取る。メレディスは時間を掛けて頭を抜き、鉄槌を連打。足を捌きパスしたメレディスはニーインベリーからパンチを落とす。メリルは腹ばいになり、シングルに出るが両足で頭を挟んで防いだメレディスは、がぶってパンチを落としバックに回る。

さらにギロチンに捕えて、メリルに背中をつけさせるとパンチを連打する。メリルが嫌がって背中を見せ、メレディスがパウンドを続けてTKO勝ちを決めた。フックでダウンをした際にはアーロン・ピコのデビュー戦を思い出させたが、しっかりとリカバリーし白星デビューを飾った。

「レスリングで実績を残していてもLFAでデビュー、しかも11戦も戦っているファイターを相手にした者はいなかっただろう。ただ勉強になったよ(笑)。こんな風に学べる機会はないからね。こういう経験が出来て良かった。ダウンっていうか、驚かされたよ。すぐにポジションを取り直さないといけないって思った。これからの人生を考えると、少しぐらいパンチを被弾している方が良いよ」とMMA初陣をメレディスは振り返った。


PR
PR

関連記事

Movie