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【Bellator257】踏み込めない両者、じれったい試合はジュリア・バッドがダイナ・シウバにスプリット勝利

<女子フェザー級/5分3R>
ジュリア・バッド(カナダ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ダイナ・シウバ(ブラジル)

4試合前にギブソンJrのセコンドに就いていたバッド、今度はギブソンJrがセコンドに確認できる。慎重に間合いを取る両者、ジャブを出し合いバッドのローに、シウバが右フックを振るう。シウバの右に左フックを合わせたバッドは、ローを蹴られてジャブの数を増やす。シウバの右オーバーハンドをブロックしたバッドだが、手数が少ない。左リードアッパーを入れたシウバが、右フックへ。バッドは右カーフローも、初回はシウバのラウンドとなったか。

2R、右オーバーハンドを届かせたシウバ。バッドはこの回も見過ぎており、シウバが加点されそうな展開が続く。手数がやや増えるもパンチの外の距離が続いた膠着戦は、残り90秒でバッドがシングルレッグを仕掛け動き始める。一度倒されたシウバは、直ぐに立ち上がるがバッドがボディロックテイクダウンを決め、ハーフで抑えてラウンドを取り返した。

最終回、再び試合はスタンドで間合を図り、手数が増えない展開に。バッドの数少ない有効な打撃カーフをキャッチしたシウバが、パンチを連続で振るっていく。そのシウバも2Rのテイクダウンが頭に残ってか、攻撃は抑えめになっている。それでも手を出すのはシウバの方で残り90秒、1分を切ってもバッドはテイクダウンにいかない。

このまま試合終了と思われた残り10秒でシングルに出たバッドだが、シウバがウィザー&スプロールで防ぎタイムアップへ。バッドの勝利はないかと思われたが、ジャッジの裁定は割れ──元世界王者でランク1位のバッドがノヴァウニオンの新鋭に勝利を譲らなかった。


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