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【Pancrase321】荒波を乗り越えて──フェザー級KOPT=王者ISAO✖チャレンジャー中島太一、実現

【写真】根性ファイトになることが大いに予想されるだけに、そうでない戦いを見せることができれば──期待値以上になる。そんな酷な期待までしたくなる実力者対決だ(C)MMAPLANET

10日(水)、パンクラスより、5月30日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase321で、フェザー級KOPT=王者ISAO✖中島太一の一戦が組まれることが発表された。

2018年4月に暫定王者となったISAOは、翌2019年5月にナザレノ・マレガリエを破り正規王者になると、同年10月にカイル・アグォンを破り、昨年7月はノンタイトルでアキラに勝利。今回が正規王者として2度目の防衛戦となる。


対して挑戦者の中島は昨年9月に堀江圭功をスプリット判定で下し、挑戦権を手にしていた。ACBから帰還し6戦目、途中で連敗という厳しい時を経てベルトに挑むこととなった。互いに打撃もできて、組みが強い。特にケージレスリングで攻防共に強さを発揮し、ここ一番のテイクダウンを取った時に勝利──逆に取られた時に敗れるという戦いをしてきた。

5分✖5Rの長丁場ながら、一つのテイクダウン、いや尻もちで運命が決まるようなスリリングな一戦になることが予想される。とはいえ、ここから先を考えると32歳のISAO、31歳の中島と、揃って「この相手にこのような勝ち方ができるのか」という勝ち方が、フィニッシュ云々でなくデキてこそ期待が膨らむ。難敵相手に未来を切り開くのは、どちらになるのか。荒波の乗り越え、活動再開に至ったパンクラスに相応しいタイトル戦だ。

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